【執筆チーム合同企画】新シーズンに期待する選手

アッレグリ就任が決まったユベントス。しかしコロナ禍において大きな補強は期待できず、本命と言われたロカテッリ獲得も暗礁に乗り上げる状況。その中で‘’既存メンバー‘’は昨シーズン以上の活躍を見せる事が出来るのか。

今回は2021-22シーズンに期待すべき選手について、取り上げさせて頂きます。

 


 

ルイ

中盤の汗かき役として期待

ユーロ2000が終わればいよいよ、今シーズンに向けての準備が始まります。現段階では、ユーベのスカッドがどうなるかまだ不透明なところがありますが、それを前提に「新シーズンに期待する選手」として、ベンタンクールを挙げます。

昨シーズンを振り返りますと、機能しなかった点に『中盤のビルドアップ』があると考えています。アルトゥールの怪我が長引いたこともあり、その役目をアンカーとしてベンタンクールが担う試合も多くありましたが、上手くこなした試合はそれほど多くなかったと感じております。ベンタンクールのビルドアップのまずさが最も顕在化したのがCLの対ポルト戦の失点でした。

そのポルト戦の前後に、今シーズンから監督に復帰したアッレグリがイタリアのテレビ討論番組でベンタンクールについて聞かれ、「レジスタとしては動作が遅い」と遅いと語ったことがありました。一方で、メッザーラとしての能力を評価していると話し、第2次政権下でもアッレグリはベンタンクールを替えの利かない選手として認めているとされます。

では期待できる点は何でしょうか?中盤を所狭しと動き回り、ネガティブトランジション時のボールの即時奪回役です。現在のユーベの中盤では最もボール奪取能力は高いと言っても過言ではありません。また守備時には緩慢なプレーは少ないです。またゴールにより近いポジションでは非凡なパスセンスをより発揮できると考えています。一昨シーズンのインテル戦で、何本もパスをつないでイグアインがゴールを決めた得点がありましたが、落ち着いたラストパスを送ったのがベンタンクールでした。今シーズンはこうしたシーンが増えるのではないかとわくわくしております。

原時点では今期のレジスタ役が誰になるのか、またレジストという役割にあまり固執せず、むしろメッザーラの2人がビルドアップの中心になっているレアルマドリードのような中盤のスタイルにするのかは分かりません。ただ、今のユーベの中盤には、ユーロで躍進を続ける(執筆時点では決勝戦前)イタリア代表の3人の中盤のように、それぞれが他の2人に相乗効果をもたらす人選が必要だと考えています。レジスタでは消化不良でしたが、ベンタンクールは適正ポジションでより力を発揮してくれると期待しています。

 

 

nayumo

変態采配に期待 

まず来シーズンの戦術で1番肝になってくるのは、ロナウドが残るか否かです。それにより戦術が大きく異なってくるので、当然キーマンも変わってきます。ここではロナウドを残した際のキーマンを2人あげようと思います。

 

まずはキエーザ。

これまでの基本戦術のように守備時442を採用するのであれば、ロナウドは2トップの一角でしょう。そしてロナウド自身のリズムとして、左に大きく流れてしまうと思います。そうなると守備時にLSHに入ってる選手と被ってしまうため、LSHの選手は中にポジションを取る必要があり、この動きで1番活躍できそうなのがキエーザです。

実際昨シーズンもロナウドが左に流れることによって空いた中のゾーンを、キエーザが裏への抜け出しや縦パスの引き出しで効果的に使えていたと思います。なので、ロナウドを2トップの一角にするのであればキエーザを左に配置するのが1番効果的なのではないかと思います。

 

次にあげるのは、マッケニー。

なぜマッケニーかというと、それは2トップの相方が誰かという話になるのですが、私はディバラだと思ってます。彼の類まれなスキルは疑う余地がなく、ユベンティーノであれば何度も実感しているところではないでしょうか。そして、アッレグリがディバラを中心にしたがっているという報道。このことを踏まえて、私はロナウド・ディバラの2トップだと予想します。そうなると起こる問題として、2人ともサイドに流れて真ん中に誰もいない状態が発生。実際前回のアッレグリ就任時にディバラとロナウドを共存させるためには、2人の空けた中央の位置を埋める事の出来る、マンジュキッチが必要という発言をしています。ではそのマンジュキッチがいない今、同じような役割を任せれるとすれば私はマッケニーだと思います。

昨シーズンも中盤の位置からロナウドやモラタの位置まであがっていき、そこから間で受けるポストプレイやCBの裏を狙ったりなどCFぽい動きをできていたように思います。そして、彼にはマンジュキッチにない特徴として442の4の真ん中いわゆるボランチの位置を任せられる守備力があります。このため守備時ボランチの位置、攻撃時CFもどきが彼なら可能なんじゃないかと考えました。

結論として、ロナウドとディバラがサイドに流れることにより起きる0トップのような状態の時に、そこの位置を効果的に使える選手が今シーズンのキーマンなのではないかと予想します。

 

 

kassi

アッレグリの魔改造に期待 

アッレグリによる「魔改造」を期待する3人を挙げます。その3人はクルゼフスキ、マッケニー、アルトゥールの3人です。

 

クルゼフスキ

クルの本質はMFだと思ってます。推進力のあるドリブルと類稀なパスセンス。あと相手のキーマンを消すディフェンスも上手いので、サイドアタッカーで使うより中盤でのプレーを期待します。
個人的にはアッレグリが3CHの”10番”として求める資質をクルゼフスキは持っているように思います。

 

マッケニー

見るからにアッレグリが好きそうですよね笑
ヴィダル2世になるのか、ケディラ2世になるのか、マテュイディ2世になるのか。アメリカの年間最優秀選手に輝いた彼をどうアッレグリが鍛え上げるか楽しみです。

 

アルトゥール

今のところ、CHとしてもレジスタとしても帯には長し襷に短しですが、ジョルジーニョ的なアンカーにもヴェラッティ的なIHにもなれる才能の持ち主だと思います。
彼は昨シーズンも負傷するまで(それも負傷箇所の石灰化というかなりレアなケースに苦しめられました)チームの中心選手として活躍していたので、来シーズンさらなる活躍を期待です。

 

ケルビーニSDもコメントしていましたが、今夏はチャンスが無ければあまり大きな入れ替えが起こらなそうな雰囲気があります。昨シーズン獲得したこの3人は年齢も若く伸びしろもたっぷりあると見ています。彼らの成長やさらなるフィットは大きな上積みになるでしょう。

アッレグリの魔改造に期待です!

 

 

タカオ店長

ロナウドを「マンジュキッチ・ロール」に

(半ばヤケクソ気味に)クリスティアーノ・ロナウドです。

個人的にはこの夏にロナウドとはお別れして新たな路線を歩むべきだと考えていましたし、その考えは今でも変わってはいません。が、このコロナ禍のメルカートで売り抜けするのはやはり困難で、ここ数日は残留濃厚という記事も増えてきました。

そうなるとこの稀代のスーパースターをどう活かすか、変態アッレグリのお手並み拝見となるわかですが、ひとつの案として考えてみたいのが『マンジュキッチ・ロール』です。

数あるアッレグリの変態采配の中でも有名な、左サイドハーフにマンジュキッチを配置してワントップのイグアインと両立させたという奇策。使えないでしょうか?

 

これが実際のオフェンス時の配置を考えてみると…

…頭が痛くなりそうですね。

ハーフスパースは大渋滞。クアドラードの裏のスペースはスッカスカ。ディバラは行き場を失くして中盤をウロウロするのが目に見えるようです。

 

続いてディフェンス面を見てみましょう。

ディバラがどれだか真面目にディフェンスやれるか。咋シーズンのようなアリバイプレッシングではお話になりませんね。そして左サイド、不安しかない。

このシステムを採用するかどうかは別として、要はロナウドが試合展開次第での戦術的な途中交代を受け入れられるかどうか、それ次第で天国も地獄もありそうなそんなシーズンになりそうですね。

というわけで、ロナウドが今年こそユーベを高みに連れていってくれることに期待しましょう。

 

 

ミツ

アルトゥールが鍵となる

実はこの「新シーズンに期待する選手」と言うお題はユベ議室で取り上げており、そこで3選手の名前を挙げたのですが、その中にアルトゥールの名前は入れておらず。ユベ議室メンバーは「ミツさん、この間と違うじゃん」って思ったかもしれませんが、同じことを書いてもつまらないので今回はあえて4人目に期待する選手の名前を挙げました。

昨シーズン、ピルロが敷く変則4-4-2の中で「ワン・アンカー」を任され、存在感を示し始めたタイミングで怪我の影響により戦線離脱を強いられたアルトゥール。‘’恐らく‘’ではあるものの、アッレグリ政権下においては確固たるポジションはまだ見いだされておらず、ともすればベンチ要員となる可能性も。

しかしアルトゥール自身の能力の高さは昨年1年間をかけてすでに証明されており、あとはマッチするシステムの中に組み込めるかどうか。バルサ時代のように4-3-3のインサイドハーフが適正と言う事は間違いありませんが、しかしアッレグリが4-3-3を採用するかは全く分からず、また「ロナウド残留」となれば、守備に不安の残るアルトゥールをロナウドと一緒に起用するか(本命は左サイド)は疑問符の付く所。

と言う事は、逆に考えれば現時点で「中心選手」とは考えづらいアルトゥールの最適解をアッレグリが見つければ、それがそのままチームの伸び代になる訳で、キャンプの中で早々とそれが見つかれば、例えロカテッリ獲得に失敗したとしても、チームとしては大きな痛手にはならないのではないかとも考えます(そう考えるのは少々無理があるのは承知で)。

2年目のアルトゥールに期待しています。

 

 

と言う事で久し振りの月ユベ執筆チーム合同企画、いかがでしたでしょうか?

今年はユーロが開催された事により、少しばかり「オフが短い」と感じる部分があるかと思いますが、その中でアッレグリがどんなチームを作って来るかに注目です。ぜひ、上記で挙げた選手を気にしながら、8月の開幕までも皆さんと一緒に楽しんで行ければと考えております。


 

【月ユベ編集部より】

月ユベ執筆チームは全員「ユベ議室メンバー」です。もし執筆チームが気になる方がいれば、入会後にお声がけ下さい😎