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Juve News Live
2025-26シーズンに向け、ユベントスが攻撃陣の補強を最優先事項として本格的に動き出している。イゴール・トゥドール監督の続投および契約延長が正式決定し、クラブ・ワールドカップに向けてコロ・ムアニとフランシスコ・コンセイソンの残留を確保した今、クラブ首脳陣は前線の大型補強に照準を合わせている。
ヴラホヴィッチの将来に不透明感
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、ユベントスが抱える最大の課題の一つがドゥシャン・ヴラホヴィッチの去就だ。契約は2026年まで残されているものの、高額年俸がクラブ財政を圧迫しており、今夏中の売却も選択肢として検討されている。
すでに幹部のダミアン・コモッリがヴラホヴィッチと複数回の話し合いを重ねており、前線の主力に大きな変化が起こる可能性は高まっている。
オシムヘン、再びユベントスのターゲットに
その一方で、ユベントスが本腰を入れて狙っているとされるのがビクター・オシムヘン。昨季ナポリからガラタサライへレンタルされていたナイジェリア代表ストライカーは、以前からユベントスが高く評価してきた選手だ。
ここにきて、ユベントスがオシムヘンの代理人サイドと再び接触を持ったことが報じられており、依然として関心を維持している姿勢がうかがえる。オシムヘンの契約には7,500万ユーロの契約解除条項が設定されているが、これは国外クラブにのみ適用されるため、ユベントスが獲得するにはナポリとの直接交渉が必要となる。
両クラブ間の激しいライバル関係に加え、ナポリが国内の競合クラブを強化することに消極的である点を踏まえると、交渉は極めて難航が予想される。それでもユベントスは最大8,500万ユーロの提示を視野に入れており、エース級の獲得に向けて本気度を見せている。
オシムヘンの希望は欧州トップリーグ残留
オシムヘン自身は、巨額オファーが届いていたサウジアラビア移籍を断っており、欧州のトップリーグでのプレーを望んでいる。直近ではアル・ヒラルからの誘いを拒否。ガラタサライも完全移籍での残留を希望しているが、本人はより高いレベルの舞台を志向しているとされる。
そうした中で、ユベントスが提示するプロジェクトは魅力的な選択肢となり得る。クラブ間の合意さえ得られれば、オシムヘンのトリノ行きは現実味を帯びてくるだろう。
攻撃陣の刷新を掲げるユベントスにとって、ヴラホヴィッチの去就とオシムヘン獲得の成否は、来季のチーム構想を大きく左右する分岐点となりそうだ。
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