ガッティの立場が厳しいものに?現地メディアが「モッタの中で序列が下がっている」と報道
Foot Italia
フェデリコ・ガッティの今シーズンのユベントスでの道のりは、浮き沈みの激しいものとなっている。かつてはレギュラーとしてプレーし、開幕直後はキャプテンも務めていたガッティだが、現在はベンチを温めることが多く、キャプテンマークも失っている。インテルとの4-4の引き分けが、彼の現在の立場を象徴している。
Calciomercatoによると、シーズン序盤はティアゴ・モッタの構想の中心人物として活躍していたガッティだが、最近ではその役割が変わりつつある。ラツィオ戦では先発出場したもののキャプテンマークはアンドレア・カンビアーゾに譲り、72分に交代。続くシュツットガルト戦ではベンチに座り続け、終盤に失点を喫しても出場機会はなかった。
インテル戦での出来事も注目を集めた。交代出場の準備をしていたガッティに対し、モッタが指示を与える際にユニフォームを引っ張り、「どこに行くんだ?話をしているんだ」と声をかけた。このやり取りは激しいものではあったが、対立というよりもアドレナリンに満ちた瞬間だったと伝えられている。
試合後、モッタはダニーロを起用した理由について「ガッティは経験とフィジカルに優れているが、ビルドアップではダニーロの方が優れていると見ている。ピエール(カルル)も加えて、それぞれの特徴が異なる相手に合わせた戦い方を可能にする」と説明した。
また、モッタはキャプテンシーについても柔軟なアプローチを取っており、ボローニャ時代からも見られたこの可変的なヒエラルキーが、スタメンとキャプテンマークに反映されている。強い個性を持つガッティにとっては挑戦かもしれないが、チームとして適応が求められるシステムだ。
こうした状況がありつつも、ガッティのユベントスでの将来は安泰のようだ。契約延長交渉は順調に進んでおり、2028年までの契約を延長する合意がすでにできているとされ、近く発表がある見込みだ。