【これだからユベンティーニは止められない!】2021-22シーズンCL GL第2節 vs チェルシー戦 マッチレビュー
やめろと言われても
今では遅すぎた
激しい恋の風に
巻き込まれたら最後さ
つーことで、恐らくこの記事を読んでいる毒者の85.2%が気付いていないと思われる、西城秀樹の「激しい恋」の歌詞からのスタートとなりましたが、これだからユベンティーニは止められない。超絶スタートダッシュに失敗したと思ったら前年度欧州王者に勝利するんだからユベンティーニは止められない。レギュラーアタッカー2枚が同時離脱して超絶チンピーだと思ったら中盤の選手を偽9番に起用して自分たちのペースに持っていっちゃうんだからユベンティーニは止められない。事前情報とは異なる4-1-4-1でスタートしたと思ったら開始20分もしないうちに4-4-1-1にシステム変更してるんだからユベンティーニは止められない。この守備重視の試合においてキャプテンマークを勝手に巻いたセンターバックの坊主が2度に渡り気まぐれオーバーラップを仕掛けてボールロストしたにも関わらずなかなか戻って来なくてヒヤヒヤするんだからユベンティーニは止められない。そして劣勢と言われている中で勝利を収めちゃうんだからユベンティーニは止められない。
これだからユベンティーニは止められないのであります!
そんなこんなで明らかに調子に乗っている編集長でありますが、そうは言っても嬉しいんだから仕方ない。そんなハイテンションを少し押さえながら、チェルシー戦の振り返りに移りたいと思います。
って事で、スタメンはいドン!
選手名だけを見ると、戦前の予想からは「ロボ→フトシ」「アラレ→ラビ彦」となったものの、システムに関してはキックオフの笛がなってみないと分からずの状況の中、開いて見ればゴローを偽9番に置いた「4-1-4-1」。そしてこの「前線に偽9番、最後尾に偽19番」を置いたシステムがバッチリをハマりました。
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最初の20分まではチェルシーにペースを握られ、ポゼッションは「ユベントス3:チェルシー7」程度だったはずで、見ている方としても「戦前の予想通り劣勢だな」と思っていた中、時おり見せるキー坊とゴローが仕掛けるショートカウンターで少しずつチャンスを作る展開に。すると、どうした事でしょう(ビフォー・アフター風に)。前半20分を超えた頃にはキー坊をトップに、その下にゴローを据えた4-4-1-1の布陣にシステムチェンジ。個で打開する事の出来るキー坊を最もゴールに近い所に配置する事でチェルシーDF陣に脅威を与え、そしてゴローをひとつ下げてジョルジーニョ番の役割を与える事でチェルシー攻撃陣を機能不全に陥らせる。まさに「アッレグリが変態だと言われる所以」を証明してくれました。
こんな感じです。
前半は引き続きチェルシーにポゼッションを握られる展開にはなったものの、しかしどちらかと言うと「ボールを持たせている」と言った流れになっていき、時折見せるカウンターでチェルシーゴールを脅かす事に。前後半1回ずつ、なぜか坊主が謎のオーバーラップを仕掛け、ボールロストしてユベントスゴールを脅かす事になりましたが、何にしても前半については守ってからのカウンターが非常に効果的であり、それだけにチェルシーもある守備に比重を置く事になったと捉えております。ユベントスが守備一辺倒になっていたら、チェルシーのスリーバックも攻撃に比重を置いて、もっともっと押されていたに違いありません。
そしてWOWOWで解説されたモッチーも口にしていた通り、「手応え」を感じながら前半を終えたであろうユベントスですが、後半開始10秒にゴールネットを揺らします。キックオフのボールを「坊主→ラビ彦→ゴロー」と繋ぐと、キー坊が左足一閃。貴重な貴重な先制点を挙げると、あとは逃げ切って試合終了。勝ち点3を手に入れました。(試合を見ていない方は「後半の残り44分50秒は守ってたんだなぁ」と想像して頂ければ、それでだいたい大丈夫です)
まぁ、何にしてもこの試合は「守備」でしょうね。
チーム全体として守備の意識が高く、試合を通じて集中が切れる選手やエリア内で嘘転がりする選手がおらず、チェルシーに自由を与えませんでした。取り立ててルカクの前でパスコースを切る事に成功しており、ともすれば「横綱対序の口」とも見られたルカク関とポヌッチ関の1対1に関しても、ほぼ危ない所はなし。それもこれも、中盤の出し所でしっかりとプレスを掛けられた事により、ポヌッチがルカクにボールが渡る前に身体を寄せられていた事が大きな要因に挙げられると考えます。誠に不本意ではありますが、今日のポヌッチは「よくやった風味な活躍を見せた風味なセンターバック風味な偽キャプテン風味」と言わざるを得ないでしょう。
そのチェルシーの攻撃に蓋をした中盤も素晴らしかったです。主任は途中交代する後半38分まで運動量豊富にピッチを走り回り、レジスタを任されたツヨシは守備重視のプランの中でもしっかりとゲームをコントロール。また怪我明けのラビ彦はMPT(マモパイタイム)の調整に苦しんだであろうものの守備だけではなく攻撃面では先制点のお膳立てをし、クアマンは激しい上下運動で右サイドに安定感をもたらしました。
それ以外に名前を挙げなかった選手も自分の役割を全うし、まさに「For the チーム」の姿勢で勝利に貢献。まさに「全員で勝ち取った勝利」と言って間違いありません。
数字の上では「グループステージの勝ち点3」に過ぎませんが、しかし開幕直後から不安定さを露呈するチームにおいて、この勝利がこのうえなく大きなものになるであろう事はファン以上に選手が、そしてヒロシが感じているはず。ぜひ、この勝利をきっかけに、国内リーグも勝ち星を重ねて首位戦線に上り詰めて欲しいと願います。
つー事で勝ち!
やめろと言われても
一度決めた心
この身を引き裂くまで
恋にこがれて やかれて
これだからユベンティーニは止められない!
やめるかいっ!
Forza Juve!
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【9/30のユベ議室お題】
チェルシー戦 振り返り#お待たせしましたhttps://t.co/CUfGxyepxp pic.twitter.com/kgyoo8EFv4— 編集長ミツ😎【月刊ユベントス公式】 (@system442) September 30, 2021