
(画像:GettyImages)
JuventusNews24
スペッレッティが引き出したユベントスの隠れた武器
ロカテッリが放った強烈なシュートがポストを叩き、スタジアムに鈍い音が響く。だがボールがプレー可能な位置へ戻る前に、テュラムが鷹のように反応した。迷いなく左足を振り抜き、低い弾道のシュートをゴールへ突き刺す。ピサ戦で生まれた2-0の追加点だ。
得点後、テュラムは一直線にベンチへ駆け寄り、チームメートとともにルチアーノ・スペッレッティと抱き合った。その光景はチームの結束力を象徴するものだったが、このゴールの流れは今季のユベントスが持つ、より深い戦術的特徴を示している。
スペッレッティのユベントスと聞けば、多くの人がまず思い浮かべるのは地上戦でのパスワークや縦への鋭い展開、整ったビルドアップだろう。しかし、その美しいサッカーの裏側を掘り下げていくと、意外なデータが浮かび上がる。
ユベントスは今季、こぼれ球やセカンドボール、タップインから12ゴールを記録している。テュラムの得点もその一つだ。これは、ゴール前で獲物を狙う捕食者のような本能をチームが備えていることを示している。
ゴール前に人数をかけ、わずかなチャンスも逃さない。この泥臭いが極めて重要な資質は、イゴール・トゥドール体制の頃から片鱗は見えていたものの、今季さらに明確な形として表れている。

コメント