
(画像:GettyImages)
JuveFC.com
スパレッティ体制が始動、ユベントス再建の試練
ルチアーノ・スパレッティの到来により、ユベントスは新たな繁栄の時代を切り開こうとしている。
しかし、その道のりは決して平坦ではない。スパレッティが引き継いだチームは、依然として多くの問題を抱えているのが現実だ。
イゴール・トゥドルの後任として就任したスパレッティは、初陣となったクレモネーゼ戦で2-1の勝利を収めたものの、その後のチャンピオンズリーグ・スポルティングCP戦と、トリノとの“デルビー・デッラ・モーレ”では連続ドローに終わった。
内容面では一部に改善の兆しも見られるが、チアゴ・モッタやトゥドル時代から続く課題が依然としてチームを苦しめている。
こうした現状について、『ラ・ガゼッタ・デッロ・スポルト』のジョヴァンニ・アルバネーゼ記者が、ユベントスとスパレッティが直面する4つの主要課題を分析している。
① 最大の問題:戦力不足
アルバネーゼ記者がまず指摘するのは、「チームの質の低下」だ。
この問題は長らく議論されており、かつてイタリアを席巻した頃のユベントスとは明らかに異なる。
現在のスカッドには、ワールドクラスと呼べる選手はわずかで、その中でも筆頭格はケナン・ユルディズだとされている。
② ゴール不足に苦しむ攻撃陣
次に挙げられるのが、ストライカー陣の得点力不足だ。
ジョナタン・デイヴィッドは8月のデビュー戦以来ネットを揺らせておらず、ロイク・オペンダも未だ無得点。
唯一結果を出しているのはドゥシャン・ヴラホヴィッチで、ここまで6ゴールを記録しているが、契約は来年6月で満了を迎える予定で、今季限りでの退団も現実味を帯びている。
③ 精神面とメンタリティの課題
3つ目のテーマは「メンタル」だ。
スパレッティはこれを単なる問題ではなく、“クラブ特有の文化的課題”として捉えている。
彼は「ユベントスという環境が選手たちに特別なプレッシャーを与える」と分析しており、選手がその重圧にどう適応できるかを、クラブと共に探っている最中だという。
④ 中盤の層の薄さ
最後に挙げられたのは、チームの層の問題だ。
特に中盤では、テウン・コープマイネルスやウェストン・マッケニーが本来のポジション以外をこなす場面も多く、選択肢は限られている。
スパレッティは冬の移籍市場で中盤の補強を望んでいるとされ、この問題への対応が新体制の成否を左右する可能性が高い。
スパレッティの就任により、ユベントスは戦術的にも精神的にも新たなスタートを切った。
しかし、クラブ再生への道はまだ始まったばかりだ。真の「再建」が現実となるかどうかは、この4つの課題をいかに乗り越えるかにかかっている。


コメント