トゥドール効果で復活の兆し ── コープマイネルスがようやく輝き始める
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ユベントスの新指揮官イゴール・トゥドールはチーム全体を立て直すだけでなく、今季期待外れに終わっていた選手たちの再生にも着手。その中でも特に復調が際立っているのがトゥーン・コープマイネルスだ。
ユベントスは昨夏、頑なな姿勢を貫いたアタランタとの交渉に苦戦しながらも、最終的には選手自身の強硬な移籍希望(診断書3通付き)に後押しされる形で、約6000万ユーロ(固定額+ボーナス)という巨額を投じてオランダ代表MFを獲得した。
しかし、コープマイネルスはトリノ移籍後、まるで別人のようなパフォーマンスに終始。ティアゴ・モッタ体制下ではレギュラーに据えられていたものの、ベルガモ時代に見せたような輝きは影を潜め、サポーターの一部からはブーイングを浴びる始末だった。
そんな中で就任したトゥドールは、ケナン・ユルディスやドゥシャン・ヴラホヴィッチと並ぶ攻撃的トリデンテの一角として、コープマイネルスを本来の位置に配置。モッタ時代に迷子になっていた選手たちに居場所を与える戦術が奏功し、コープマイネルスも復活の兆しを見せている。
それを象徴するのが、先日のレッチェ戦。開始2分でネットを揺らしたオランダ人MFは、試合を通じてインテンシティの高いプレーを披露。『IlBianconero』によれば、この試合でコープマイネルスは最高速度27.863km/hを記録し、ロイド・ケリーやヴラホヴィッチらを抑えてトップに立った。
レッチェ戦 最高スプリント速度
1位:コープマイネルス 27.863km/h
2位:ケリー 27.686km/h
3位:ヴラホヴィッチ 27.345km/h
4位:ウェア 27.045km/h
5位:ニコ・ゴンサレス 26.836km/h
なお、同試合の後半途中にはアキレス腱の違和感によりピッチを後にしていたが、最新の診断では深刻な故障ではないことが判明。数日間は個別調整を続けた上で、来週月曜のパルマ戦には招集される見込みとなっている。