ユベントス、コロ・ムアニとコンセイソンを放出へ ── トゥドール体制で構想外に
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ユベントスは今季限りでランダル・コロ・ムアニとフランシスコ・コンセイソンの2選手を手放す方針を固めたようだ。両者とも来季の戦力としては構想外となっており、シーズン終了後にトリノを離れる見通しだと『トゥットスポルト』が伝えている。
コンセイソンは昨年8月末にポルトから、コロ・ムアニは今年1月にパリ・サンジェルマンから、それぞれ買い取りオプションなしの期限付き移籍で加入。当初はティアゴ・モッタの下で主力に定着し、クラブ側も完全移籍への切り替えを目指すと報じられていた。
しかし、状況はイゴール・トゥドールの就任により一変。クロアチア人指揮官はすぐさま2人を先発メンバーから外し、代わってドゥシャン・ヴラホヴィッチとケナン・ユルディスを再び重用。さらにレッチェ戦後には「交代選手が入ってからパフォーマンスが落ちた」と不満を口にしており、後半から投入された5選手の中にコロ・ムアニとコンセイソンも含まれていた。
この発言は2人の将来を暗示するものとなり、クラブはチャンピオンズリーグ出場権を獲得したとしても、両者を来季の戦力とは見なしていないという。
このままいけば、コロ・ムアニはPSGへ、コンセイソンはポルトへそれぞれ復帰することになりそうだ。スポーツ・ディレクターのクリスティアーノ・ジュントリはかつて「コンセイソンは100%残留する」と語っていたが、あくまでモッタ政権時代の前提であり、トゥドール体制下ではその言葉も意味を失いつつある。
なお、トゥドール自身の契約も今季限りとなっているが、ここまでの結果を受けてクラブ首脳陣は来季以降の続投を検討しているという。