ドゥシャン・ヴラホヴィッチの去就は今季終了後に最終決定へ ── ユベントスが今夏に決断を下す構え
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2022年1月、宿敵フィオレンティーナから衝撃的な移籍で加入したヴラホヴィッチ。当時は“次代のエース候補”として、アーリング・ハーランドに次ぐ若手ストライカーと評価されていた。
しかし、トリノでのキャリアは順風満帆とはいかず、波の激しいシーズンを過ごしている。今季もチーム最多得点を記録しているとはいえ、1月に加入したランダル・コロ・ムアニにスタメンの座を奪われるなど、期待を大きく下回る出来となっている。
そんな中で新たな展開が。チームを率いるイゴール・トゥドールが就任直後からヴラホヴィッチを先発に復帰させ、レッチェ戦ではアシストを記録するなど、復調の兆しも見せている。
それでも、クラブが今後も彼に投資し続けるのかは不透明だ。『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、ユベントスは6月15日開幕のFIFAクラブ・ワールドカップ前に最終判断を下す方針。これまでにもスポーツ・ディレクターのクリスティアーノ・ジュントリを中心に、代理人のダルコ・リスティッチと何度も協議を重ねてきたが、いまだ合意には至っていないという。
今後数ヶ月以内に再び交渉の場が設けられる見込みで、次回の会談が今後の鍵を握ることになりそうだ。契約延長か、それとも今夏での売却か。クラブとしては、2026年までとなっている現行契約を更新しない場合は、1年後に無償で失うリスクを避けるべく、この夏に移籍リストに載せる覚悟だ。
この状況は、昨夏に契約延長がまとまらずリヴァプールへ移籍したフェデリコ・キエーザのケースに酷似している。ヴラホヴィッチの将来もまた、近日中に大きな動きを見せることになりそうだ。