マンチェスター・シティがカンビアーゾに照準、ユベントスは売却の可能性も
JuveFC.com
アンドレア・カンビアーゾへの関心がヨーロッパのトップクラブの間で高まり続けている。中でもプレミアリーグ王者マンチェスター・シティは、ユベントス所属のこのサイドバックに対する追跡を継続しているようだ。
すでに1月の移籍市場でも興味を示していたシティは、今夏にも具体的なオファーを提示すると見られている。ペップ・グアルディオラが求める戦術的柔軟性を備えたプレーヤーとして、カンビアーゾは理想的なプロファイルを持つ。
ユベントス加入以降、すでに3人の指揮官の下でプレーしてきたが、そのパフォーマンスは一貫しており、左右両サイドを高いレベルでこなせる汎用性を示してきた。守備面での安定感に加え、攻撃面でも貢献できるスタイルは、シティのスタイルとの相性も良い。
クラブ側もカンビアーゾの重要性を認識しているが、Tuttojuveによれば、ユベントスは売却の可能性を完全には否定していない。夏のスカッド再編を見据える中で、資金捻出のために主力の一人を手放す必要があるかもしれず、その中で最も市場価値の高い選手の一人がカンビアーゾだと見られている。
なお、シティは他にもトッテナムのデスティニー・ウドジエをリストアップしているとされるが、依然としてカンビアーゾが優先ターゲットである模様。戦術理解度、技術、適応力といった要素が高く評価されており、即戦力でありながら将来的な成長も見込める選手として注目されている。
一方、ユベントスにとっては放出は難しい決断となる可能性がある。カンビアーゾはその安定感とハードワークでファンの支持を集めており、彼を失えばスカッドのバランスに大きな影響を与える可能性がある。
それでも現代のフットボールにおいて“非売品”の選手は存在せず、シティが提示するとされる4000万〜5000万ユーロのオファーは、無視できない金額だ。理想はカンビアーゾを中心に据えたチームづくりを継続することだが、クラブ再建を加速させるためには、苦渋の決断を迫られるかもしれない。