【レッチェ戦、現地メディア評価】ユルディスがMVP、ユベントスの若き才能が存在感
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レッチェ戦で2-1の勝利を収めたユベントスにおいて、最も輝きを放ったのは19歳のケナン・ユルディスだった。前半33分に決めたチーム2点目のゴールに加え、ドゥシャン・ヴラホヴィッチ、ケフラン・テュラムとの鮮やかな連携も印象的で、主要スポーツ紙の多くがこの若きトルコ代表に7.5点を与え、文句なしのMVPと位置づけた。
中盤ではトゥーン・コープマイネルスがキックオフからわずか2分で先制点を奪い、その後も安定したパフォーマンスを披露。複数のメディアが7点をつけており、確かな復調ぶりを印象づけた。また、ケフラン・テュラムもコープマイネルスやマヌエル・ロカテッリとともに中盤を支配し、6.5〜7点の高評価を獲得。ロカテッリも同様に7点前後の安定した採点となっている。
右サイドではニコ・ゴンサレスが積極的に仕掛け、攻撃の起点となる場面が多く見られた。各紙ともに6〜7点の評価を与えており、戦術的にも重要な役割を担った。
前線のヴラホヴィッチは得点こそなかったものの、2アシストを記録して勝利に貢献。特にユルディスとコープマイネルスのゴールを演出したことで、6.5〜7点の及第点を得ている。今季のアシスト数は4となり、自身のキャリアハイに並んだ。
守備陣ではGKディ・グレゴリオが安定感を見せ、6.5点前後の評価。カルル、ケリー、レナト・ヴェイガも概ね6〜6.5点と無難なパフォーマンスを示した。ユベントスの最終ラインはレッチェの反撃を1点に抑え、最終盤を除いて大きな崩れはなかった。
一方で途中出場組は評価が伸び悩んだ。コロ・ムアニ、ティモシー・ウェア、カンビアーゾ、コンセイソンといった面々はいずれも5〜6点とインパクトに欠ける内容。特にコロ・ムアニに関しては、レギュラー奪回にはさらなるアピールが必要となりそうだ。
監督イゴール・トゥドールには6.5〜7.5点がつけられており、就任から3戦無敗という結果を踏まえた上で、戦術転換の効果を評価する声が多い。特に「横パス禁止令」とも言える縦志向のスタイルは、ここ3試合の躍動を支える一因となっている。