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ユベントス、コープマイネルスの再生計画に本腰 ── ガスペリーニ流で本来の姿へ



(画像:GettyImages)

Juve News Live

ユベントスは、今夏にアタランタから総額6100万ユーロで獲得したトゥーン・コープマイネルスの潜在能力を引き出すべく、再生計画に着手している。困難なシーズンを過ごす中、イゴール・トゥドル監督は、かつての恩師ジャン・ピエロ・ガスペリーニのトレーニングメソッドをベースにした個別プログラムを用意し、オランダ代表MFの復調を図っている。

 

ガスペリーニ式の再現

ユベントスでの低調なパフォーマンスの要因として指摘されるのが、プレシーズンの不完全な準備だ。アタランタ退団時のゴタゴタもあり、十分なフィジカルベースを築かないままトリノ入りしたことが響いている。トゥドルは、ガスペリーニがアタランタ時代に実践していたボール中心の高強度トレーニングやダイナミックな動作の繰り返しを導入し、ベルガモ時代のようなパフォーマンスを引き出すことを目指している。

フィジカル強化だけでなく、ユベントスというクラブのプレッシャーに適応するためのメンタル面にもフォーカス。トゥドルはコープマイネルスと定期的に対話を重ね、自信を取り戻すことを優先事項としている。

 

変化のシーズン

『カルチョメルカート』によれば、今季26歳のMFは、前任のチアゴ・モッタの下で頻繁に役割を変えられた影響もあり、本来の持ち味を発揮できずにいるという。トゥドルは役割を明確にし、アタランタ時代のようなボックス・トゥ・ボックスのダイナミズムを前面に押し出す起用法にシフト。ユベントス首脳陣にとっても、この“リセット”は極めて重要と見られており、スポーツディレクターのクリスティアーノ・ジュントーリも早期の放出は選択肢に入れていない。

経済的観点も無視できない。現時点での市場価値を考慮すれば、今夏の売却は大きな損失につながる恐れがある。

 

マーケットの現実と決意

プレミアリーグからの関心も取り沙汰されるが、ユベントスは今夏の売却を完全に否定している。クラブは依然としてコープマイネルスの才能を信じており、2年目の飛躍を確信している。ガスペリーニの手法を土台に、トゥドルの緻密なサポートの下で、ユベントスはこのクラブ史上屈指の大型補強を中盤の核へと変貌させるつもりだ。

コープマイネルスにとっても、この数カ月は価値を証明し、トリノでの未来を手繰り寄せる決定的な時間となる。

(引用元:JuveNewsLive)

 

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