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トゥドール体制で進む変革、ユベントスは中盤再編へトナーリ獲得に本腰



(画像:GettyImages)

Juve News Live

イゴール・トゥドールの下でユベントスは戦術面において大きな変化を遂げている。3バックへの移行、より縦に速いスタイル、そしてニコ・ゴンサレスのポジション再配置といった変更がもたらされた。これらの調整は一定の改善をもたらしているものの、同時に中盤の深刻な弱点を露呈しており、今夏の移籍市場で抜本的なテコ入れが求められる可能性がある。

 

トゥドール体制下でのニコ・ゴンサレスの役割

トゥドールはゴンサレスを本来の右サイドに戻し、やや低めの位置で起用している。前任のティアゴ・モッタ時代よりもビルドアップへの関与が増え、ボールタッチの回数も明確に増加。全体の流れの中で存在感を放っており、新システムにおける重要なピースとなっている。

ローマ戦ではミレ・スヴィラールのファインセーブに阻まれゴールには至らなかったが、プレー全体としては攻撃の活性化に貢献した。

 

中盤の限界が浮き彫りに

ゴンサレスが新たな役割に順応する一方で、そのポジショニングが逆に中盤の問題を浮かび上がらせている。ウェストン・マッケニーとティモシー・ウェアがスピードを提供し、ケフラン・テュラムがフィジカル面で支える構成にマヌエル・ロカテッリが構造を与えているものの、創造性と技術的クオリティが欠けているのが現状だ。

コープマイネルスやドウグラス・ルイス、ファジョーリといった選手にその役割が期待されていたが、ケガやパフォーマンス低下により期待通りには機能していない。

 

トナーリが鍵を握る

ジェノア戦、そしてローマ戦では、ゴンサレスが縦方向へのパスや前線との連携を試みたものの、効果的なサポートが中盤から得られず、限界が浮き彫りになった。

この課題を受けて、ユベントスはスポーツ・ディレクターのクリスティアーノ・ジュントーリの下で対策を模索中。最優先ターゲットとして名前が挙がっているのが、ニューカッスルに所属するサンドロ・トナーリだ。

トナーリは高い技術と視野の広さを備えたプレーメーカーで、ユベントスの中盤に創造性をもたらす存在として理想的と見なされている。獲得の条件には来季のチャンピオンズリーグ出場権確保が含まれており、それが資金調達の前提条件になるとみられている。

 

トナーリ獲得へのシナリオ

トナーリは2023年夏にミランからニューカッスルへ約6,000万ユーロで移籍しており、契約は2028年まで残っている。ユベントスが交渉を始めるには、少なくとも6,000万~7,000万ユーロの資金が必要になると見られる。

ジュントーリは過去にロイド・ケリー(冬の移籍市場で1,700万ユーロ)を巡ってニューカッスルとの関係を築いており、そのパイプを活かす構えだ。

一部報道では、ユベントスがトナーリと間接的なコンタクトを取り始めており、「イタリア復帰」へのノスタルジーが交渉材料になる可能性もあるとされる。本人が明確に退団を希望しているわけではないものの、帰国の可能性については折に触れて考えているという。

ユベントスはトナーリ獲得を実現するため、フェデリコ・ガッティ、ドウグラス・ルイス、ドゥシャン・ヴラホヴィッチらを交渉の一部に含める可能性もある。

 

代替案はエデルソンか

もしトナリの獲得が実現困難な場合、アタランタのエデルソンが次点候補として浮上している。ただし、クラブとしてはトナーリを最優先に据えており、他の候補はあくまで“プランB”という位置づけだ。

(引用元:JuveNewsLive)

 

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