ユベントス、レッチェのFWクルストヴィッチを夏の補強候補にリストアップか
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ユベントスは今夏の移籍市場に向け、レッチェに所属するモンテネグロ代表FWニコラ・クルストヴィッチに関心を寄せているようだ。JuveFCの情報によれば、同選手はクラブの攻撃陣再編の一環としてリストアップされており、今季のセリエAでの活躍を背景に、複数クラブの注目を集めている。
25歳のクルストヴィッチは今季、レッチェの前線で中心的な役割を果たしており、フィジカルの強さ、空中戦の強さ、そしてゴール前での冷静なフィニッシュを武器に存在感を放っている。ポストプレーやボックス内での脅威となる能力に加え、プレッシャー下でも動じない技術的な完成度が高く評価されており、タイトル争いを視野に入れるクラブにとって理想的な現代型ストライカーだ。
ユベントスは数週間以内にレッチェとの交渉を開始するとみられるが、獲得競争は激化しており、交渉は一筋縄ではいかない可能性が高い。インテルやナポリも動向を注視しており、特にインテルは将来的な前線のコンビ形成を視野に入れて熱心に追っている。さらにローマも長期的なストライカー問題の解決策としてクルストヴィッチを検討しており、ジェノアは1500万ユーロのオファーを準備しているとの報道もある。
しかしながら、レッチェは2500万ユーロ前後を選手の評価額として設定しており、これを下回るオファーには応じない姿勢を見せている。この価格設定は移籍交渉を難航させる要因となりそうだ。
ユベントスにとってクルストヴィッチの獲得は、現在進行中の攻撃陣再構築プロジェクトの一環と位置づけられており、新指揮官の下でのチーム再編に向けた重要なピースとなる可能性がある。過去数ヶ月に名前が挙がった他の有力ストライカーたちと比較しても、クリストヴィッチは比較的コストパフォーマンスの高いオプションと見られており、獲得に踏み切る可能性は十分にあるだろう。