「黒と白のユニフォームには意味がある」ロカテッリ、苦境でもクラブに尽くす覚悟
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マヌエル・ロカテッリがユベントスで絶対的な存在感を確立しつつあるなか、代理人がそのクラブへの深い愛着と現状について語っている。
ユベントスは先日、ティアゴ・モッタ前監督を解任し、イゴール・トゥドールを新指揮官に迎えた。チームはフォーメーションやプレースタイルを一新するなど大きな変化を遂げているが、26歳のロカテッリはその影響をほとんど受けていない数少ない選手の一人であり、引き続き中盤の軸を担っている。
そんな中、ロカテッリは日曜のローマ戦(スタディオ・オリンピコ)で見事なパフォーマンスを披露。実に500日以上ぶりとなるゴールも記録し、チームに勝ち点1をもたらした。
試合後、代理人のステファノ・カステルノーヴォは『TMW』のインタビューで、「あのスタジアムは彼にとって縁起がいい。EURO(イタリア対スイス)でも2得点を挙げている」と語り、ゴールを称賛した一方で、「引き分けには満足していない。すでに次の試合に目を向けている」と勝利を逃したことを悔やんだ。
またカステルノーヴォは、毎回の移籍市場でロカテッリに関心が寄せられていることを明かしつつも、本人には移籍の意思が一切ないことを強調している。
「マヌには常に関心があるが、彼自身はユベントスを離れたいと思ったことは一度もない。彼はこのクラブに非常に強く結びついていて、結果が出なければ人一倍苦しむ。黒と白のユニフォームには、それだけの意味がある」
さらにトゥドール体制下での戦術的な役割についても言及。
「マヌエルは万能型の選手。泥臭い仕事をこなすだけでなく、ショートパスもロングパスも得意だ。トゥドールからはロングパスも求められているが、それを高い精度でこなせる数少ないイタリア人選手のひとりだ」
「これは成熟度の問題ではない。彼は生まれつき高いサッカーIQを持っている。中盤3枚の一角でも、ダブルボランチの一員でも、レジスタとしても、ボックス・トゥ・ボックス型としてもプレー可能で、どの役割でも安定したパフォーマンスを見せてきた」
ユベントスというクラブへの強い想いを胸に、ロカテッリはピッチ内外でチームをけん引し続けている。