ユベントス、今夏の課題はジャロの処遇 ── ポルト残留の可能性は低く
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ユベントスは今夏、新たな問題に直面することになりそうだ。現在ポルトへレンタル移籍中のチアゴ・ジャロが、今季限りでクラブを離れる可能性が高まっている。
ポルトガル人DFは2024年1月、インテルとの争奪戦の末にユベントスへ加入。リールとの契約があと半年で満了を迎える状況だったため、ユベントスはわずか350万ユーロほどの移籍金で獲得した。当時、ジャロはACL(前十字靭帯)の負傷から回復途中だった。
しかし、ユベントスでは昨季最終節に1試合出場したのみ。プレシーズンではティアゴ・モッタの構想に入っていたものの、ニュルンベルクとの親善試合でのパフォーマンスが期待外れだったことから、最終的に構想外となりポルトへレンタル移籍した。
ポルトに買取オプションはなく、ユベントスとしては完全移籍を容認する姿勢だったが、どうやらその道も閉ざされつつあるようだ。
ポルトガルの『メルカド・アズル』によると、ポルトはジャロを長期的なプランに含めておらず、買取に動く意向はないという。
今季のジャロはポルトで公式戦17試合に出場したものの、指揮官マルティン・アンセルミのもとでレギュラーの座を確保するには至らなかった。
そのため、今夏にはユベントス復帰が既定路線となっているが、クラブ側は新たな移籍先を模索する方針。現時点では、監督が誰になるかにかかわらず、戦力として計算される可能性は低い。
ユベントスはすでにニューカッスルからロイド・ケリーを買取義務付きで獲得することが決まっており、さらにミランからピエール・カルルを買取オプション行使で獲得予定。
また、チェルシーとの交渉を進め、レナト・ヴェイガの完全移籍を模索する可能性もあり、加えてダビド・ハンツコが補強リストの最優先候補に挙がっている。