【Football Italia】ローマ対ユベントス 評価&コメント
Football Italia
殊勲のショムロドフとロカテッリ、好守のスヴィラルとカルルも高評価
セリエA第33節、ローマとユベントスはオリンピコで1-1のドロー。アタランタがラツィオに敗れたことで、両チームは勝ち点1を積み上げ、上位争いはさらに混戦となった。
試合は前半、ロカテッリの今季初ゴールでユベントスが先制。しかし、後半開始から投入されたショムロドフが投入数分後に同点弾を決め、試合を振り出しに戻した。ショムロドフはこの活躍でレガ・セリエAのMVPにも選出されている。
以下は『Football Italia』による選手採点。
ローマ
スヴィラル 7、フンメルス 6(46分 ショムロドフ 7)、マンチーニ 6、エンディカ 6.5、ジェリク 6(72分 ネルソン 6)、クリスタンテ 6(61分 パレデス 6)、コネ 6、アンヘリーニョ 6、スーレ 5.5、エル・シャーラウィ 6(61分 グルナ=ドゥアス 6)、ドフビク 6(85分 バルダンツィ 採点なし)
監督:ラニエリ 6.5
ローマのベストプレーヤーはショムロドフとスヴィラル。29歳のウズベキスタン代表FWは投入直後に6点目となる同点ゴールを挙げ、試合の流れを一変させた。一方のスヴィラルは前半に決定的なセーブを見せ、クロス対応でも安定感を発揮した。
最低評価はスーレの5.5。元ユベントスのアルゼンチン人アタッカーは守備で貢献したものの、攻撃面では精彩を欠いた。
ユベントス
ディ・グレゴリオ【6】
失点シーンはノーチャンス。安定したプレーで大きなミスはなかった。
カルル【7】
守備で存在感を発揮。前半のクリスタンテへのスライディングブロックは値千金。
ヴェイガ【6】
大きなミスなくプレー。無難なパフォーマンスで後方を支えた。
ケリー【6.5】
空中戦や1対1の対応で強さを見せ、最終ラインで奮闘。
ウェア【6】(68分 カンビアーゾ【6】)
攻守に走り回ったが、決定的な仕事はできず。交代で入ったカンビアーゾも大きなインパクトは残せなかった。
ロカテッリ【7】(76分 サヴォーナ【6】)
先制ゴールを決めただけでなく、中盤のリズムを作り続けた。数字にも現れた安定感。
テュラム【6】
ボール奪取やスペース管理で役割を果たすも、攻撃面ではやや控えめ。
マッケニー【5.5】
守備面では貢献したが、攻撃では精彩を欠いた。チーム全体としては悪くない働き。
ニコ・ゴンサレス【6】(68分 コープマイネルス【5.5】)
個人技で何度か打開を試みたが、ゴールにはつながらず。コープマイネルスはやや不発に終わった。
ユルディス【6】
ボールタッチは柔らかく、前線での動きも悪くなかったが、決定機には絡めなかった。
ヴラホヴィッチ【6】(68分 コロ・ムアニ【6】)
ポストプレーや前線での体の張りは光ったが、ゴールの気配は薄かった。途中出場のムアニも動きは良かったが結果は残せず。
監督:トゥドール【6.5】
リーグ屈指の好調チームを相手に、堂々とした戦いぶり。交代策も悪くはなく、勝ち点1は価値ある結果。
ユベントスではロカテッリとカルルが最高評価の7点。ロカテッリは2025年に入って初のイタリア人ゴールスコアラーとなり、ボールタッチ90回、パス成功率91%(Sofascore調べ)と中盤を支えた。カルルは6回のデュエル勝利に加え、前半にはクリスタンテの決定機をスライディングで阻止するファインプレーも。
最低点はマッケニーの5.5。スーレ同様に守備では貢献したが、攻撃面ではやや物足りなかった。
トゥドール監督は6.5。リーグ屈指の好調チームを相手に怯まず、同点に追いつかれた後も積極的に勝利を目指した姿勢が評価されている。