【最新のユベらじ】

【マッチプレビュー】欧州出場権争いの天王山 ── ローマとユベントス、運命を分けるオリンピコ決戦



Juve News Live

セリエAが佳境を迎えるなか、日曜日にスタディオ・オリンピコで行われるローマ対ユベントスの一戦が、ヨーロッパカップ戦出場権争いに大きな影響を与えることになりそうだ。両者の勝ち点差はわずか3。クラウディオ・ラニエリのもとで復活を遂げたローマは、2025年の好調を維持し、この大一番でさらに勢いをつけたいところ。一方、新体制となったユヴェントスは、低迷するシーズンを立て直し、最低限の目標であるチャンピオンズリーグ出場権確保を目指す。

 

対照的なチーム状況:蘇るローマ vs 揺れるユーベ

ラニエリが2024年11月に就任して以降、ローマは劇的な変貌を遂げた。2025年に入ってからはセリエAで無敗をキープし、10試合で26ポイントを獲得。これはヨーロッパの主要リーグでも最高の成績だ。堅守がその原動力であり、ここ7試合連続でクリーンシート(無失点)を記録し、直近3試合はすべて1-0で勝利している。レッチェ戦ではアルテム・ドフビクが終盤に決勝ゴールを決め、連勝を7に伸ばして6位に浮上。序盤戦の不振からは想像できない快進撃を見せている。

一方のユベントスは、ティアゴ・モッタ体制下で一時は優勝争いに絡んでいたものの、連続の大敗などにより失速し、監督交代を決断。新たに就任したイゴール・トゥドルの初陣はジェノア戦での1-0勝利だったが、依然として4位圏外に位置しており、ボローニャとは勝ち点1差。チャンピオンズリーグ復帰はクラブの財政的にも絶対条件となっており、トゥドルの手腕が問われる重要な一戦となる。

 

戦術対決:柔軟なラニエリ vs 現実的なトゥドル

ラニエリはフォーメーションを3バックと4バックで使い分けながら、守備の安定と素早い切り替えを軸に戦術を構築。主将ロレンツォ・ペッレグリーニとマティアス・スーレがドフビクをサポートする形で攻撃を展開しており、負傷離脱中のディバラの穴を埋めている。ゴールマウスを守るマイル・スヴィラールは、2025年におけるセーブ率85%を記録し、チームの粘り強さを支えている。

一方のユーベは、トゥドルの下で3-4-2-1を採用し、守備的な堅実さと個の力に頼る形。10代のケナン・ユルディズはモイーズ・キーンの記録に並ぶ若手得点記録を達成し、ドゥシャン・ヴラホヴィッチと2トップを形成している。ただし、守備の要フェデリコ・ガッティの不在は痛手であり、戦列に復帰したカルルが代役を務める可能性が高い。

 

チーム最新情報

ローマにとっては守備陣に朗報。ゼキ・チェリクとデヴィン・レンシュが復帰し、日曜日の試合での出場が可能に。約1か月ぶりにフルメニューに復帰したレンシュの存在は、ラニエリにとって戦術的な柔軟性をもたらす。

攻撃陣では、ディバラが今季絶望となったため、引き続きペッレグリーニとスーレがドフビクをサポートする布陣が予想される。守備では今季限りでの引退を発表したマッツ・フンメルスが最終盤の戦いを支える。スヴィラールは依然として欧州2位のセーブ率を誇り、イングランドのクラブからも注目を集めているが、ローマは守護神の慰留に全力を注ぐ構えだ。現在、セリエAのクリーンシート数でユベントスのディ・グレゴリオ、インテルのゾマーと並ぶ。

ユベントス側では、ガッティの離脱が守備に不安をもたらすが、指揮官トゥドルの手腕でどう乗り切るかが注目される。

(引用元:JuveNewsLive)

 

↓↓↓編集長ミツの一言は次のページへ↓↓↓