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ユルディスを放出すべきではない理由 ── ユベントスが学んだフイセンの教訓



(画像:GettyImages)

Juve News Live

ケナン・ユルディスがユベントスの野心を再燃させた。19歳のトルコ代表FWはジェノア戦で決勝点を挙げ、チームに貴重な1-0の勝利をもたらした。約2カ月ぶりのゴールは、アリアンツ・スタジアムでの存在感を再び際立たせ、新指揮官イゴール・トゥドールの下で才能を開花させる兆しを示した。この活躍により、ユルディスのチームにおける重要性が改めて浮き彫りとなり、クラブが彼を将来の柱として据える決意を固める形となった。

 

トゥドルの下で新たな役割

トゥドール体制初戦で、ユルディスはトップ下に配置され、純粋なトレクアルティスタとしてプレー。この戦術変更が奏功し、ゴールに近い位置でテクニックを存分に発揮することができた。決勝ゴールは単なる得点以上の意味を持ち、チームに新たなエネルギーをもたらした象徴的な瞬間だった。

「ユルディスをゴールに近づけたのは最適な判断だった」との声もあり、このポジション変更が彼の潜在能力を引き出す鍵となったことが明らかになった。

 

ユルディスを中心としたユベントスの戦略

『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、ユベントスは過去の過ちを繰り返さない方針を固めている。特にディーン・フイセンのケースはクラブにとって教訓となった。フイセンはわずか1800万ユーロでボーンマスに売却されたが、プレミアリーグで急成長を遂げ、現在は6000万ユーロ以上のオファーが届くほどの価値を持つ選手となっている。

この失敗を踏まえ、ユベントスはユルディスの確保に全力を注ぐ。彼の契約は2029年まで残っており、プレミアリーグ勢を中心とした海外クラブの巨額オファーにも応じる考えはない。ユルディス自身もユベントスへの忠誠心を示しており、ジェノア戦のゴール後にエンブレムへキスした姿は、その決意の表れだった。さらに、財政的な安定を確保するため、クラブの親会社であるエクソールが多額の資金注入を行い、ユベントスは長期的なプランの実現に向けて動いている。

 

CL出場権が鍵に

ユルディスの引き留めとチーム強化のためには、チャンピオンズリーグ出場権の獲得が不可欠。現在セリエA5位のユベントスは、4位ボローニャと勝ち点1差、3位アタランタとも勝ち点3差と僅差で競り合っている。残り8試合でトップ4入りを果たせるかが、クラブの未来を左右する重要な要素となる。

フイセンの二の舞を避けるために

ユルディスは今や欧州屈指の若手有望株の一人と見なされており、彼を失うことはユベントスにとって大きな痛手となる。クラブはフイセンのような事態を繰り返さないためにも、トゥドルの下でユルディスを中心としたプロジェクトを構築し、トップレベルで戦えるチーム作りを進めている。

(引用元:JuveNewsLive)

 

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