ユベントス新指揮官トゥドール、ヴラホヴィッチを高評価も「審判への抗議は無駄」
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イゴール・トゥドール新監督はドゥシャン・ヴラホヴィッチを高く評価しているものの、試合中のある行動には不満を抱いたようだ。
セルビア代表FWはここ数週間、ティアゴ・モッタの下で苦しい時期を過ごしていた。シーズン前半はほぼフル稼働していたが、1月にランダル・コロ・ムアニが加入すると出場機会が激減。しかし、トゥドールの就任はヴラホヴィッチにとって追い風となった。
クロアチア人指揮官はフィオレンティーナ時代からヴラホヴィッチを絶賛し、当時「セリエA最高のセンターフォワード」と評していた。現在も同じ評価を下しているかは不明だが、ジェノア戦では就任初戦からヴラホヴィッチを先発起用。ゴールとの再会を期待し、フル出場させた。
得点こそなかったものの、ケナン・ユルディスの決勝点に絡むなど、一定の貢献を見せたヴラホヴィッチ。しかし、トゥドールは試合後の記者会見で、審判への過剰な抗議を問題視した。
「ドゥシャンは良かった。強い意志を持ってプレーしていた。ただ、審判に文句を言いすぎるのはよくない」と、元マルセイユ&ラツィオ指揮官は語っている。
「そんなことにエネルギーを使うのは無駄だ。彼はもっとボックス内に集中すべきだった。警告を受けてもおかしくなかった場面もあったが、全体的には満足している。裏へ抜け出し、ゴールへの意欲も感じられた」
今後もヴラホヴィッチがスタメンを維持するのか、それともコロ・ムアニにチャンスが与えられるのかは未知数。トゥドールは就任会見で「2人を共存させることも可能」と示唆しており、攻撃陣の起用法に注目が集まる。