初陣を白星で飾ったトゥドール監督「ユルディスには特別な才能が備わっている」
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ユベントスはイゴール・トゥドールの監督デビュー戦でジェノアに1-0で勝利し、トップ4争いに踏みとどまった。決勝ゴールを決めたのは19歳のケナン・ユルディス。トルコ代表MFの個人技が試合を決定づけ、チャンピオンズリーグ出場権獲得に向けて貴重な勝ち点3をもたらした。
試合のハイライトは25分に訪れた。トゥーン・コープマイネルスのスローインを受けたドゥシャン・ヴラホヴィッチが巧みにボールを流すと、ユルディスが2人のDFを華麗にかわし、右足で強烈なシュートをゴール隅へ突き刺した。圧巻の個人技でスタジアムを沸かせ、ユベントスにリードをもたらした。
試合後、トゥドールはこの若手の活躍を称賛。『Tuttomercatoweb』によると、「彼には特別な才能がある。ロカテッリが良いポジションで彼を見つけ、ユルディスが違いを作った。我々はもっと得点できたはずだが、彼のゴールが決定的だった」とコメント。また、「1-0の勝利は今後の試合への刺激になる」と語り、チームの自信につながる勝利だったことを強調した。
トゥドールにとって初陣となったこの試合は、チアゴ・モッタ解任後の混乱を経ての一戦。わずか3日間の準備期間だったが、ユベントスは集中力を取り戻し、粘り強いジェノアを相手に勝ち点3をもぎ取った。内容面では改善の余地があるものの、新監督の下で新たなエネルギーを感じさせる戦いぶりだった。
この勝利でユベントスは4位ボローニャとの差を1ポイントに保った。トゥドールは今後の戦いでチームを軌道に乗せ、チャンピオンズリーグ出場権獲得を目指す。そして、その中心にはユルディスの存在が欠かせないものとなりそうだ。