【マッチレビュー】ユベントス、トゥドール体制が白星発進 ユルディス弾でジェノアを下す
Juve News Live
イゴール・トゥドールがユベントスの指揮官として鮮烈なスタートを切った。デビュー戦となったジェノア戦で、ケナン・ユルディスのゴールにより1-0の勝利を収めた。これにより、新体制は最高の形で船出を迎えた。
ユベントスはアタランタ、フィオレンティーナに連敗し、5位に転落。クラブはティアゴ・モッタとの決別を決断し、新たにトゥドールを招聘した。クロアチア人指揮官は即座に3バックへのシステム変更を行い、前線ではコロ・ムアニではなくヴラホヴィッチを先発起用。ドウグラス・ルイス、カンビアーゾ、ミリク、ブレーメル、フアン・カバルといった主力を欠く中、チームは粘り強い戦いを見せた。
試合序盤、両チームにチャンスが訪れる。ユルディスのダイビングヘッドはサベッリのゴールライン上のクリアに阻まれ、ユベントスの先制とはならず。一方、フレンドルップのループ気味のボレーは、ディ・グレゴリオが冷静にセーブした。
均衡を破ったのは25分。トゥドールがピッチサイドでボールボーイのように素早く反応し、スローインを促す。これを起点にヴラホヴィッチがアシスト、ユルディスが鋭い角度からネットを揺らした。
後半、ジェノアも反撃に出る。ピナモンティが決定機を迎えるも、わずかに枠を外れた。終盤にはレアリがユベントスの追加点を阻止する好セーブを披露。一方、ユベントスはテュラムの華麗な突破からウェアが決定機を迎えたが、仕留めることができなかった。
この勝利で、ユベントスは熾烈なチャンピオンズリーグ出場権争いに踏みとどまることに成功。トゥドールの初陣は、戦術的な変化とチームの新たなエネルギーを示すものとなった。
試合結果
ユベントス 1-0 ジェノア
得点者:ユルディス(25分)
ユベントス(3-4-2-1)
ディ・グレゴリオ;ガッティ(27分 カルル)、ヴェイガ、ケリー;ニコ・ゴンサレス(82分 ウェア)、ロカテッリ、テュラム、マッケニー;コープマイネルス(66分 コンセイソン)、ユルディス;ヴラホヴィッチ
ジェノア(4-3-2-1)
レアリ;サベッリ、デ・ウィンテル、バスケス、マットゥーロ;フレンドルップ、マシーニ、オナナ(71分 マリノフスキ);ザノーリ(63分 ヴェントゥリーノ)、ミレッティ(80分 トルスビー);ピナモンティ(71分 エクバン)