ユベントス、トゥドールの暫定監督就任を発表も…過去2クラブでのトラブルが不安要素に
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ユベントスはイゴール・トゥドールを暫定監督として迎えることを発表したが、クロアチア人指揮官の過去2クラブでの経験が一部のサポーターの間で懸念材料となっている。
直近の悲惨な結果を受け、ティアゴ・モッタの解任が決定となった。クラブは来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得を目指し、トゥドールにチームの立て直しを託すことになる。
現在46歳のトゥドールは、現役時代にユベントスでプレーし、2020/21シーズンにはアンドレア・ピルロの下でアシスタントコーチを務めた。その後、エラス・ヴェローナの監督として堅実な成績を収め、オリンピック・マルセイユの指揮官へとステップアップ。しかし、リーグ・アン3位という結果を残しながらも、クラブを退団する決断を下した。
当時のマルセイユ会長パブロ・ロンゴリアは、『Calciomercato』を通じて、トゥドールが直面した困難について言及している。
「イゴールが経験したことは、敵にすら味わわせたくない」
「彼はクラブの内外から反発を受け続けた。サンパオリ復帰を望む声や、選手に権限を与えようとする動きもあった。サポーターグループに監督解任を要求するよう働きかける動きまであった。私がマルセイユに戻ったとき、プレシーズンがまるでリーグ戦37節のような緊張感だった。これは異常な状況だった」
その後、2024年3月にはラツィオで辞任したマウリツィオ・サッリの後任として監督に就任。しかし、わずか3カ月でクラウディオ・ロティート会長との合意のもと、契約を解消している。その理由は、トゥドールがスカッドの大幅刷新を求め、10人の選手を入れ替えようとしたものの、クラブ側がこれに難色を示したためだった。
ユベントスでの新たな挑戦において、トゥドールは過去の問題を克服し、チームを立て直すことができるのか。その手腕に注目が集まる。