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ユベントスの次期監督"有力候補"にイゴール・トゥドールが浮上!セリエAでの実績を評価



(画像:GettyImages)

Football Italia

イゴール・トゥドールは、かつてユベントスでプレーした元DFであり、2020-21シーズンにはアンドレア・ピルロのアシスタントとしてトリノに戻った経歴を持つ。これまで、ヴェローナ、ウディネーゼ、ラツィオを指揮したトゥドールが、ティアゴ・モッタの後任としてユベントスの新監督最有力候補に浮上している。一方で、ロベルト・マンチーニも依然として選択肢の一つとして残っている。

 

ユベントス時代のトゥドール:バックアップDFとして活躍

トゥドールはユベントスに馴染み深い存在であり、選手として1998年から2005年までの7年半を過ごした。公式戦174試合に出場し、21ゴールを記録。レギュラーではなかったものの、重要な場面で結果を残した。

特に印象的なのは、2003年のチャンピオンズリーグ・グループステージでのデポルティーボ・ラ・コルーニャ戦。終了間際の決勝ゴールでユベントスを決勝トーナメントに導いた。ユベントスはそのシーズン、決勝まで勝ち進むも、オールド・トラフォードで行われたミランとのPK戦に敗れた。

クラブでは、セリエA優勝2回、スーペルコッパ・イタリアーナ制覇2回を経験。現役引退後は指導者の道を歩み、2020年にはピルロの要請を受けてユベントスのスタッフに加わった。

 

ピルロとの確執とアシスタントコーチとしての失望

しかし、ピルロのアシスタントとしての1年は期待外れに終わった。チームはコッパ・イタリア優勝とチャンピオンズリーグ出場権を獲得したものの、シーズン終了後に首脳陣はピルロとスタッフを解任。トゥドールは当時の状況について次のように振り返っている。

「厳しいシーズンだったが、最終的にチャンピオンズリーグ出場権を獲得し、コッパ・イタリアも制した。それなのに、解任された。納得できないし、公平とは思えない。ただ、一つ決めたことがある。もう二度と誰かのアシスタントにはならない」

さらに、ピルロとの関係にも言及。「ピルロが直接オファーをくれた。クラブが5人の候補を挙げ、(当時のスポーツディレクターだった)ファビオ・パラティチが最終決定をピルロに委ねた。そして、彼が俺を選んだ。だが、彼は親友のロベルト・バローニオも連れてきて、さらにもう一人アナリストを加えた。その結果、全員が同じ立場になってしまった。俺は監督のつもりで来たのに、これは正しい状況ではなかった。それでもユベントスだからと受け入れた」

 

ユベントスの次期指揮官となるのか

トゥドールはその後、ヴェローナやマルセイユで指揮を執り、監督としての評価を高めてきた。今回、ユベントスが彼を次期監督候補として検討しているのは、クラブへの理解とセリエAでの経験が評価されてのことだろう。

とはいえ、ロベルト・マンチーニも依然として候補に挙がっており、最終的な決定はユベントスの新体制がどのような方向性を示すかにかかっている。トゥドールがかつての古巣を率いる日が来るのか、今後の動向に注目が集まる。

(引用元:Football Italia)

 

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