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フィオレンティーナ戦の惨敗で浮き彫りに ── ユベントスの移籍市場での判断ミス



(画像:GettyImages)

Juve Newslive

ユベントスがフィオレンティーナに0-3で敗れた試合は、クラブの移籍戦略における疑問を改めて浮き彫りにした。『カルチョメルカート』は、この試合が近年の誤った補強方針を象徴するものだったと指摘している。特に、ユベントスが手放した才能ある選手たちの活躍は、クラブの判断ミスを痛感させるものだった。

その最たる例がニコロ・ファジョーリだ。フィオレンティーナの一員としてユベントス戦に出場したファジョーリは、試合のMVPに選ばれる圧巻のパフォーマンスを披露。創造性と戦術眼を存分に発揮し、すでにフィレンツェのファンの心をつかんでいる。ティアゴ・モッタの構想外とされたこの若きMFを手放したことは、ユベントスにとって大きな後悔となっている。

しかし、ファジョーリだけではない。ハンス・ニコルッシ・カヴィーリャはヴェネツィアで定位置を確保し、才能を開花させつつある。ファビオ・ミレッティもジェノアでパトリック・ヴィエラの指導を受け、最近では2ゴールを挙げるなど好調を維持。さらにはニコロ・ロヴェッラも、ユベントスが不足している中盤のダイナミズムを備えた選手だったにもかかわらず、クラブは彼を手放してしまった。

一方で、ユベントスが今夏獲得した新戦力は期待外れに終わっている。大金を投じたトゥーン・コープマイネルスとドウグラス・ルイスは、いずれも十分なインパクトを残せていない。総額1億ユーロを超える投資が、結果的に移籍市場での失敗を象徴する形となっている。

もちろん、後から振り返れば批判は容易だ。しかし、当時から「若手を育成する方が合理的な選択だったのではないか」という声はあった。経験豊富な選手を高額で獲得するよりも、自前の有望なタレントを育成し、チームの核として成長させる方が得策だった可能性は高い。

この失敗は、ユベントスの移籍戦略と若手育成方針に対する疑問を投げかける。モッタの去就を含め、チームの抜本的な改革が必要とされる中、クラブは今こそ「即戦力の補強」に頼るのではなく、「ホームグロウンの才能を活かす」という本来あるべき姿勢を再考すべきなのかもしれない。

(引用元:JuveNewsLive)

 

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