ユベントス、コロ・ムアニの完全移籍を検討か…PSGは買取義務付きローンを拒否
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ユベントスは今夏のローン期間終了後もランダル・コロ・ムアニをチームに残すことを検討しているようだ。フランス代表FWは1月の移籍市場でパリ・サンジェルマン(PSG)から加入し、2025年のシーズン序盤で際立ったパフォーマンスを見せてきた。
最近は得点ペースがやや落ちているものの、ユベントスはコロ・ムアニを重要な戦力とみなしており、来季以降もチームに引き留めたい考えだ。選手自身もトリノでキャリアを再出発させ、ベストの状態を取り戻していることから、残留には前向きな姿勢を示しているという。
しかし、ユベントスは即座の完全移籍ではなく、2025/26シーズンの新たなローン契約を希望している。『イル・ビアンコネロ』によると、クラブは買取義務付きのレンタルを模索しており、移籍金の即時支払いを避けながら選手を確保したい意向だ。
一方で、PSGは異なる方針を取っている。クラブはコロ・ムアニをユベントスに貸し出すことで市場価値を維持し、将来的に高額な移籍金を得ることを目的としていた。しかし、今回のローン延長案には否定的で、来夏には完全移籍での売却を希望していると報じられている。
このため、ユベントスが望む形での交渉は難航する可能性がある。PSGがローン延長を拒否した場合、ユベントスは買取資金を確保する必要があり、それが難しければ別の補強プランを検討せざるを得なくなる。
シーズン終盤に向けて、コロ・ムアニの去就を巡る議論はさらに活発化する見込みだ。ユベントスはPSGの要求を受け入れるのか、それとも別の選択肢を模索するのか。今後数カ月の動向に注目が集まる。