ロカテッリのキャプテンシーに疑問の声 ── リーダーとしての資質は不足しているのか
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マヌエル・ロカテッリは、ダニーロの退団に伴いユベントスのキャプテンに任命された。しかし、キャプテンとしての印象は決して強いものとは言えず、クラブが厳しい時期を迎える中で、そのリーダーシップに疑問の声が上がっている。
今季のユベントスは不振が続いており、キャプテンであるロカテッリにも一定の責任があると指摘されている。ユーロ2020優勝メンバーの一員として、アリアンツ・スタジアムでは長らく重要な存在だったが、リーダーとしての役割は新たな課題を突きつけている。
ダニーロ退団後、クラブの信頼を受けてキャプテンを務めているものの、チームは本来の姿からは程遠い。ユベントスの伝統的なキャプテンたちが持っていた圧倒的な存在感や責任感を示せていないとの指摘もある。幼少期からのビアンコネーロのサポーターであることは確かだが、それだけでリーダーシップが備わるわけではない。
それでも、シーズン終了までにキャプテンとしての資質を証明する時間は残されている。とはいえ、マッシモ・パヴァンはロカテッリのリーダーシップ不足を責めるべきではないと主張。『Tuttomercatoweb』によると、パヴァンは次のように語っている。
「リーダーではないのは彼の責任ではない。かつてのユベントスにも、リッピのもとでスクデット獲得に貢献したパウロ・ソウザのような才能あるMFがいたが、彼もリーダータイプではなかった」
ピッチ上でのパフォーマンス、そして影響力を向上させる必要があるのは間違いない。キャプテンの責任を誰よりも理解しているはずのロカテッリが、シーズン終了までにより説得力のある存在へと成長できるかどうかが注目される。