セルビア代表監督ストイコビッチ、ユベントスのヴラホヴィッチ起用法に苦言
Football Italia
セルビア代表を率いるドラガン・ストイコビッチ監督が、ユベントスでのドゥシャン・ヴラホヴィッチの扱いについて「良くない」と指摘。クラブでの起用法に不満を示した。
ヴラホヴィッチは今季、セリエAでユベントスの得点王となっているものの、1月にパリ・サンジェルマンからランダル・コロ・ムアニが加入して以降、出場機会が大幅に減少。ユベントスが戦った12試合のうち、ヴラホヴィッチが先発出場したのはわずか3試合にとどまっている。
その3試合は、チャンピオンズリーグのベンフィカ戦(0-2敗戦)、カリアリ戦(1-0勝利、ヴラホヴィッチが決勝ゴール)、そしてコッパ・イタリア準々決勝のエンポリ戦(PK戦敗退)だった。さらに、日曜日に行われたフィオレンティーナ戦(0-3敗戦)では、コロ・ムアニが1カ月以上ゴールから遠ざかっているにもかかわらず、ヴラホヴィッチはベンチのまま出場機会を与えられなかった。
「代表では常にプレーする」—ストイコビッチ監督
クラブで出場機会が限られている状況とは対照的に、セルビア代表ではヴラホヴィッチが絶対的な存在であることをストイコビッチ監督が強調。ユベントスでの起用法には不満を抱きつつも、代表では変わらず重要な役割を担うことを明言した。
「私はヴラホヴィッチの能力を高く評価している。サッカーでは、クラブの雰囲気が悪くなることもある。彼がなぜ起用されないのか、もっと使われるべきなのかについては、私がコメントすることではない。それは彼ら(ユベントス)の問題だ」
「選手には良い時も悪い時もある。だが、ドゥシャンは我々の戦術において最も重要な選手の一人。彼は常に私のもとでプレーする。なぜなら、彼がここで実力を発揮することで、ユベントスでの扱いが不当であることを示せるからだ」と語った。(『コリエレ・デッロ・スポルト』より)