オシムヘン、ユベントス移籍に前向きな姿勢か…ジュントリが交渉開始
Juve Newslive
ナポリからガラタサライへレンタル移籍中のビクター・オシムヘンが、ユベントスへの移籍に前向きな姿勢を示しているようだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によると、ユベントスのスポーツディレクター(TD)であるクリスティアーノ・ジュントリが、すでにオシムヘン本人および代理人と接触を開始したという。
ジュントリはナポリ時代にオシムヘンを獲得した人物であり、その関係性を活かして交渉を進めているとみられる。ナポリとガラタサライの両クラブを離れることが濃厚なオシムヘンは、欧州トップクラブでのプレーを望んでおり、ユベントスのプロジェクトに強い関心を持っているようだ。
しかし、この移籍が実現するには大きな障壁が存在する。最大の問題は金銭面であり、ナポリはオシムヘンの移籍金として8000万ユーロを要求すると報じられている。ユベントスにとってこの金額は高額であり、選手売却なしでの獲得は困難とみられる。
ユベントスは買取義務付きのレンタルや、選手を絡めたトレードを提案する可能性があるが、プレミアリーグのクラブもオシムヘンに関心を示しており、競争は激しくなりそうだ。それでも、オシムヘン自身がユベントス行きを望んでいることは、交渉を有利に進める材料となるかもしれない。
また、ジュントリはナポリのオーレリオ・デ・ラウレンティス会長と太いパイプを持っており、その関係を活かして合意点を探る構えだ。
オシムヘンがユベントスに加われば、攻撃陣の大幅な強化となる。フィジカルとテクニックを兼ね備えたストライカーは、ティアゴ・モッタ(または来季の新監督)の戦術に完璧にフィットする可能性が高い。ここ数シーズン、決定力不足に苦しんできたユベントスにとって、オシムヘンの獲得は攻撃陣を根本から変える一手となるかもしれない。