ジュントリとモッタ、来季に向けた補強を検討…元教え子ファーガソン獲得に再挑戦か
Max Statman
クリスティアーノ・ジュントリとティアゴ・モッタは、来季の補強に向けた動きを本格化させている。ただし、モッタの続投はまだ確定しておらず、その去就は不透明なままだ。それでも、1月の移籍市場での失敗を繰り返さないため、早めの準備に取り掛かっている。
冬の移籍市場では、準備不足が影響し、ジュントリはロイド・ケリーに1500万ユーロを費やす決断を下した。この金額は市場価値を大きく上回るオーバーペイだったとされている。また、レナト・ヴェイガは買取オプションなしのレンタルでの加入となったが、ケリーとは対照的に多くのファンから高く評価されている。
今後の補強に関して、モッタはかつて指導した選手との再会を目指している可能性がある。夏の市場では、リッカルド・カラフィオーリとジョシュア・ザークツィの獲得を試みたが、両者ともプレミアリーグを選択。カラフィオーリはアーセナルへ、ザークツィはマンチェスター・ユナイテッドへと移籍した。
しかし、次の夏にはルイス・ファーガソンの獲得に再び動く見込みだ。ミルコ・ディ・ナターレ氏の情報によれば、モッタは昨夏からファーガソンを高く評価しており、獲得を望んでいたという。しかし、シーズン途中に前十字靭帯(ACL)を負傷し、1年間の離脱を強いられたことで、ユベントスは即戦力にならない選手への投資を見送った。
ACL負傷後の選手は復帰してもパフォーマンスが低下するケースが多く、不確定要素が大きかったことも影響した。しかし、ファーガソンは復帰後に以前と変わらぬ実力を証明。むしろ成長を遂げた印象すらある。そのため、ジュントリとモッタは今夏、2000万〜2500万ユーロを投じて彼の獲得に動く可能性が高まっている。