OBディ・リービオ「1999年のリッピの辞任時と現在のモッタが置かれている状況は異なる」
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ティアゴ・モッタ監督へのプレッシャーが日に日に増している。ユベントスは今季、スクデット争いを繰り広げることが期待されていたが、ここまでの成績はクラブの高い基準を満たしていない。
ユベントスは伝統的にセリエA屈指の強豪として知られるが、今季のパフォーマンスには物足りなさがあり、ファンやクラブ首脳陣の間で不満が高まっている。チームには十分な戦力が揃っているものの、モッタ監督はそのポテンシャルを最大限に引き出せていないとの指摘が相次いでいる。
一貫性を欠く試合内容が続く中、モッタ監督の指揮能力に疑問を投げかける声も増えている。特に、アタランタ戦での敗北後は批判が激化し、一部のサポーターからは解任を求める声も上がっている。
こうした状況の中、元ユベントスのアンジェロ・ディ・リービオがモッタ監督の去就について言及。1999年にマルチェロ・リッピ監督がパルマ戦の敗北後に辞任を決断したケースと比較しながら、Calciomercatoのインタビューで次のように語った。
「マルチェロ・リッピのケースとはまったく異なる。あの時は勝ち続けたサイクルの終わりだったが、モッタのプロジェクトはまだ始まったばかりだ。確かにユベントスが求める刺激を与えられていないのは事実だが、まだ試合は多く残されており、最低でも4位を確保することが重要だ。本格的な議論はシーズン終了後にするべきだろう」
現時点では、モッタ監督が辞任を考えている兆候はない。むしろ、シーズン終盤に向けてチームの立て直しを図り、チャンピオンズリーグ出場権獲得という最低限の目標達成を目指す構えだ。しかし、今後の成績次第ではクラブが監督交代を検討せざるを得ない可能性もある。
モッタ監督の去就は依然として不透明だが、今季をどう締めくくるかが、来季もユベントスの指揮を執るかどうかを決める大きなポイントとなるだろう。