リバプールがユルディス獲得に本腰も… ユベントスの要求額には届かず
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リバプールがユベントスの若き才能、ケナン・ユルディスの獲得を本格的に狙っている。ただし、開幕オファーはクラブの要求額を大きく下回る見込みだ。
今季、ユルディスは浮き沈みの激しいシーズンを過ごしているが、そのポテンシャルには疑いの余地がない。19歳のトルコ代表はバイエルンの下部組織で育ち、2022年にユベントスへ加入。プリマヴェーラやNext Genでの活躍が評価され、2023年夏にはマッシミリアーノ・アッレグリによってトップチームへ昇格した。2023/24シーズンはブレイクの年となり、クラブは新契約とともに伝統の「10番」を授与。現在のシーズンこそ不安定なパフォーマンスが続いているものの、プレミアリーグの複数クラブが引き続き関心を寄せている。
その中でもリバプールは特にユルディスの動向を注視している。情報筋によれば、プレミアリーグ首位を独走するリバプールは、ユベントスのカリアリ戦およびヴェローナ戦にスカウトを派遣。いずれの試合でもユルディスは先発出場し、チアゴ・モッタのチームを勝利に導いた。
スカウト陣の評価は上々で、リバプールは今夏の正式オファーに向け準備を進めている。初回の提示額は6000万ユーロとされるが、この金額ではユベントスを動かすには不十分だ。クラブのフットボールディレクターを務めるクリスティアーノ・ジュントリは、1億ユーロ前後のオファーがなければ交渉に応じるつもりはないと見られている。
また、ユベントスが来季のチャンピオンズリーグ出場権を逃した場合、クラブとしての財政的なプレッシャーが増し、主力売却の可能性が高まるとも指摘されている。
なお、ユルディスに関心を寄せているのはリバプールだけではない。アーセナル、マンチェスター・シティ、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッドも獲得レースに名を連ねている。今夏の移籍市場で、ユベントスの”10番”を巡る争奪戦が激化するのは確実だ。