ユベントス、フランシスコ・コンセイソンの完全移籍を決断か
Juve Newslive
フランシスコ・コンセイソンのシーズンは、天才的なプレーと不安定さの間を揺れ動いている。試合を決定づけるプレーを見せる一方で、リズムを崩すミスも目立つ。まだ荒削りな存在ではあるが、大舞台では輝きを放つ。そんな中、ユベントスは重要な決断を下す時を迎えている。
『Calciomercato』によると、コンセイソンの活躍は決して見逃されていない。RBライプツィヒ戦での決勝ゴール、そしてアリアンツ・スタジアムでのインテル戦での一撃と、重要な場面で結果を残してきた。ユベントスのファンも彼の闘志と勇気を評価している。ポルトガル人ウインガーは恐れを知らず、常に試合を変えるプレーを狙う。成功すれば魅了するが、失敗すれば苛立ちを生む――まさに諸刃の剣だ。
この本能的なプレースタイルが、クラブの課題となっている。ユベントスは、試合を決定づける才能を持ちながらも、無駄なボールロストや独りよがりなプレーに陥らない選手へと成長させる必要がある。ティアゴ・モッタはコンセイソンを高く評価しているが、戦術面での規律を求める姿勢を崩していない。さらに、フィジカル面の問題も懸念材料だ。今シーズン、コンセイソンは筋肉系のトラブルで何度も離脱を余儀なくされており、長いシーズンを戦い抜く上での不安要素となっている。ユベントスも、爆発的な才能を持つ選手を慎重に管理しなければ、将来のスターになり損ねるリスクを理解している。
それでも、クリスティアーノ・ジュントリに迷いはないようだ。クラブは、約3000万ユーロの移籍金を用意して、ポルトから完全移籍で獲得する方針を固めつつある。この金額は、すでに支払われた700万ユーロのローン費用に加えられる形となる。大きな賭けではあるが、それだけクラブがコンセイソンに将来を託している証拠でもある。彼の持つ「試合を一瞬で変えられる力」を伸ばしつつ、欠点を克服させることが鍵となる。
ユベントスは、勝負を決める一撃を持つ選手を必要としている。その意味で、コンセイソンの才能を信じ、育成する覚悟はできているようだ。