コロ・ムアニ、序盤の爆発力から一転 ── 得点減少で立場に変化も
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ランダル・コロ・ムアニはユベントス加入直後に圧倒的なインパクトを残し、最初の3試合で5ゴールを記録。瞬く間にチームの主力へと躍り出た。その圧倒的なパフォーマンスは、彼のクオリティを証明するものであり、ティアゴ・モッタ監督も彼を攻撃の軸として厚い信頼を寄せていた。しかし、ここ数試合はゴールから遠ざかっており、その間にドゥシャン・ヴラホヴィッチが出場機会を増やしている。
ムアニが圧倒的なスタートを切ったことで、当初ヴラホヴィッチはベンチを温める時間が長くなった。しかし、状況は変わりつつあり、最近はセルビア人ストライカーがより多くのプレータイムを得ている。それでも、ムアニが出場する際には依然として前線の中心に据えられ、9番として起用されることが多い。そんな中、本人は自身の理想的なプレースタイルについて言及。『Il Bianconero』によると、ムアニは「自分はストライカーだが、現代サッカーでは柔軟性が求められる。中央でもウイングでもプレーできるし、スペースを活かしたプレーが好きだ。深い位置から抜け出し、スピードを生かすのが得意だが、狭いエリアでもコンビネーションが取れることを示している。ヴェローナ戦の得点も、ロカテッリへのパスから生まれたものだ」と語っている。
自身の適応力をアピールするムアニだが、やはり最大の役割はゴールを決めること。ユベントスが彼を獲得したのも、その決定力を評価してのことだった。序盤の勢いを取り戻し、再び得点を量産できるかが、今後の立場を左右しそうだ。
もしこのままゴールが遠ざかれば、クラブが彼の将来を再考する可能性も否定できない。すでに夏の移籍市場に向けた噂も出始めており、得点力不足が続けば、元所属クラブであるパリ・サンジェルマンへの復帰が取り沙汰されることもあり得る。フランス代表FWにとって、ここからの巻き返しが重要な局面を迎えている。