ユベントスがインテルとの勝ち点差を6に縮める…スクデット争いは続く
Juve Newslive
チアゴ・モッタ率いるユベントスが、セリエAのタイトルレースで着実に存在感を示している。リーグ首位のインテルとの勝ち点差を6に縮め、残り11試合での逆転を狙う状況だ。これは、昨シーズンのマッシミリアーノ・アッレグリ政権下とは対照的な展開となっている。当時のユベントスは同じ時点で首位と15ポイントの大差をつけられ、優勝争いから完全に脱落していた。
現在ユベントスはリーグ4位に位置し、昨シーズンと比べて勝ち点は5少ないものの、状況はより競争的になっている。Calciomercatoによれば、昨季の同時期は2位につけていたものの、首位との差は絶望的だった。しかし、今季は首位インテルが勝ち点6差に迫られており、スクデット争いは依然として続いている。
200億円超の投資で補強を敢行
この飛躍の背景には、2度の移籍市場での積極的な補強がある。ユベントスは合計約2億ユーロ(約200億円)を投じ、トゥーン・コープマイネルス、ドウグラス・ルイス、マルクス・テュラム、ランダル・コロ・ムアニら13選手を獲得。一方で、今季はチャンピオンズリーグを戦うため、昨季とは異なり10試合もの欧州戦を並行してこなす必要があった。
守備はセリエAトップも、取りこぼしが響く
守備面ではリーグトップの堅守を誇り、ここまで27試合で21失点と鉄壁の守備を維持。しかし、勝ち点を落とした試合が痛手となっている。パルマ、ヴェネツィア、レッチェといった相手との引き分けがなければ、現在インテルと勝ち点で並んでいた可能性もある。
今季のユベントスにとって最も大きな打撃の一つがブレーメルの負傷だ。彼の離脱はスクデット獲得に向けて大きな痛手となった。それでも、チアゴ・モッタは自身の哲学を貫きながらも、柔軟な対応を見せている。内部からの批判もある中で、ダイナミックなサッカーを追求し続けている点は評価されるべきだろう。