ユベントス、カルルの完全移籍を決断 ── カンビアーゾにはプレミアから関心
Juve Newslive
サポーターの抗議が続く中、ユベントスのスカッド編成には前向きな動きも見られる。『カルチョメルカート』によると、クラブはピエール・カルルの完全移籍に向けて動いており、一方でアンドレア・カンビアーゾにはプレミアリーグから強い関心が寄せられているという。
カルルの買い取り決定へ
今季、ユベントスの守備陣で存在感を示しているカルルは、セリエAだけでなくチャンピオンズリーグでも安定したパフォーマンスを披露。多くの試合で際立った活躍を見せてきた。ここ数日で、ユベントスのスポーツディレクターであるクリスティアーノ・ジュントリがカルルの代理人に対し、買い取りオプションを行使する意向を伝えたという。
この取引が完了すれば、ユベントスはミランに対し、昨夏のレンタル料350万ユーロに加え、追加で1,400万ユーロを支払うことになる。カルルはすでにチームに溶け込み、守備陣の重要なピースとなっているだけに、今回の決断は既定路線だったと言える。
マンチェスター・シティ、カンビアーゾ獲得に動く
一方、ユベントスにとってカンビアーゾの去就は不透明だ。イングランドの報道によると、マンチェスター・シティがカンビアーゾの獲得に本格的に動いており、すでに6200万ユーロのオファーを準備しているという。ペップ・グアルディオラは、以前からカンビアーゾの才能を高く評価しており、今冬の移籍市場でも獲得に動いたが、交渉はまとまらなかった。
しかし、シティは依然としてカンビアーゾを強く求めており、ユベントスに対して再び正式なオファーを提示する見込み。さらに、カンビアーゾ本人には年俸600万ユーロの複数年契約が用意されているという。
ユベントスは来季のチーム作りに向けて重要な決断を迫られている。カルルの残留が決定的となる一方で、カンビアーゾの去就がどうなるのか、今後の動向に注目が集まる。