冬のマーケットで加入のコロ・ムアニ、ユベントスで輝きを放つ —— クラブは完全移籍を模索
Juve Newslive
レンタルでパリ・サンジェルマンからユベントスに加入したランダル・コロ・ムアニが、瞬く間にチームのキープレーヤーとなっている。トゥットスポルトは彼を「火を灯す者」と評し、チームのパフォーマンスを引き上げる存在と称賛。コッパ・イタリアのエンポリ戦ではチームが敗退するも、ムアニはニコ・ゴンサレスへの完璧なヘディングパスや、ヴラホヴィッチのチャンスを生み出すスピードあふれる突破など、随所に輝きを見せた。
ユベントスでの影響力は数字にも表れている。(エラス・ヴェローナ戦前までで)わずか637分の出場で5ゴールを記録し、その実力を証明。フランス代表の同僚であるケフレン・テュラムも「彼の強さとクオリティは疑いようがない」と語り、パリSGで苦しんだ時期を乗り越えたムアニの才能を認めている。
クラブはこの活躍を一過性のものとせず、完全移籍へと動く構えだ。ヴラホヴィッチの高額な給与がクラブの財政を圧迫していることもあり、ユベントスはムアニの残留を優先事項と考えている。交渉の形としては、買取義務付きの新たなレンタル契約をPSGと結ぶ方針で、移籍金は4000万ユーロ超になる可能性が高い。
クリスティアーノ・ジュントリとPSGのルイス・カンポスの関係性も交渉を円滑に進める要素の一つだ。ユベントスは、この契約を早期にまとめ、ムアニをアメリカで開催されるFIFAクラブワールドカップのメンバーとして登録することを目指している。
かつてコロ・ムアニの代理人を務めたシェイク・ファルはトゥットスポルトの取材に対し、「彼は再び重要な存在と感じたかった。愛され、プロジェクトの一員として認められることを求めていた。ユベントスのファンは彼を楽しむべきだ。彼はこのレベルで自らを証明し、ここに残りたいと考えている」とコメント。
ムアニ自身の意向もユベントスの計画と合致しており、両者の関係は今後さらに強固なものとなる可能性が高い。セリエA、そして国際舞台で、ムアニがユベントスの攻撃を牽引する未来が現実味を帯びてきた。