モッタとユベントスの一部選手の関係が崩壊…ヴラホヴィッチやカンビアーゾも不満
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ユベントスのティアゴ・モッタ監督と一部の選手との関係が、ここ数週間で完全に崩壊したと『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。その中にはドゥシャン・ヴラホヴィッチやアンドレア・カンビアーゾの名前も含まれているという。
ユベントスはコッパ・イタリア準々決勝でエンポリにPK戦の末に敗れ、クラブにとって屈辱的な結果となった。試合後、モッタは自らの責任を認めつつも、選手たちへの厳しい批判を展開。『ガゼッタ』によれば、モッタの去就はシーズン終了まで不透明であり、たとえトップ4入りを果たしたとしても、続投が保証されるわけではないという。
試合後の辛辣なコメントは、モッタと選手たちの間にくすぶる緊張をさらに浮き彫りにするものだった。そして、その関係悪化の背景についても詳しく報じられている。
ヴラホヴィッチ、ファジョーリ、ダニーロ…続く衝突
不満を抱えている選手の筆頭はヴラホヴィッチだ。『ガゼッタ』は、「スーペルコッパの前、モッタはヴラホヴィッチの姿勢を批判していた。その後、セルビア人FWは数週間にわたりベンチを温めることになった」と指摘する。
また、1月の移籍市場では、ニコロ・ファジョーリとダニーロが放出されており、これもモッタの起用方針と関係しているとみられる。さらに、ドウグラス・ルイスもシーズン序盤に監督との「誤解」があったことを公に認めている。
キャプテン問題とガッティの序列降格
選手たちの不満はこれだけではない。『ガゼッタ』は、「ローテーション制のキャプテンマークや、フェデリコ・ガッティの序列降格も問題の一因」と指摘する。
「シーズン開幕時にキャプテンマークを巻いたのはガッティだったが、ここ1カ月間はまったく考慮されていない。かつて構想外とされていたウェストン・マッケニーの方が優先される状況だ」と報じた。
さらに、モッタの「お気に入り」とされていたカンビアーゾでさえ、最近は監督との関係に波があるという。
戦術面では評価も、厳格な手法に不満
ユベントスの選手たちは、モッタの戦術的アイデアには一定の評価をしているものの、その厳格なマネジメント手法には不満を抱えている。
指揮官と選手の間に生じた溝が埋まらない限り、今後のユベントスのパフォーマンスにも影響を及ぼす可能性がある。シーズン終了まで、モッタの立場は決して安泰とは言えない状況だ。