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【マッチレビュー】ユベントス、まさかのPK戦敗退…テュラムのゴラッソもエンポリが初の準決勝進出



(画像:GettyImages)

Football Italia

ユベントスがまさかの敗退を喫した。コッパ・イタリア準々決勝、エンポリとの一戦は1-1のままPK戦へ突入し、ヴラホヴィッチとユルディスが失敗。エンポリが初の準決勝進出を果たし、ボローニャと対戦することになった。

ユベントスは昨季王者としてコッパ・イタリア連覇を目指し、ドウグラス・ルイス、レナト・ヴェイガ、カルル、サヴォーナ、ブレーメル、カバルを欠く中でエンポリと対戦。前回2月2日にホームで4-1と快勝した相手だったが、エンポリはリーグ戦4連敗中と低迷しながらも番狂わせを狙った。一方で、エンポリもアンジョリン、イスマイリ、ファッツィーニ、ヴィティ、ソルバッケン、ハース、エブエヒ、サゾノフ、ペッレグリと多くの主力を欠いていた。

試合は開始直後にユベントスが決定機を迎える。コロ・ムアニの頭での落としからニコ・ゴンサレスが狙うも、枠を大きく外してしまう。すると24分、まさかの展開に。ニコ・ゴンサレスが痛恨のミスでボールを失い、マレが右足を振り抜く。鋭いシュートがゴール左隅に突き刺さり、エンポリが先制する。

ユベントスはなかなか決定機を作れず、逆にエンポリが追加点に迫る。ハーフタイム間際には18歳のコナテが抜け出し、ペリンと1対1に。しかしシュートはポストに阻まれ、命拾いする。

後半開始早々もエンポリが攻勢をかける。マレの左足ミドルをペリンがかろうじて弾き出し、ヴラホヴィッチのFKもヴァスケスに阻まれる。守備陣に不安を抱えるユベントスは、ロカテッリをセンターバックに投入。しかしカンビアーゾが痛恨のミスでサンビアに決定機を与え、またもペリンがピンチを救った。

すると66分、トゥラムが圧巻のゴラッソを決める。ハイライン際でヘンダーソンを華麗なヒールフリックでかわし、そのままヴァスケスとの1対1を冷静に制して同点に持ち込んだ。

終盤にはヴラホヴィッチ、ユルディスが決定機を迎えたが決めきれず、試合はそのままPK戦へ。ユベントスはヴラホヴィッチが枠を大きく外し、ユルディスのシュートはヴァスケスに止められる。エンポリは全員が成功し、PK戦4-2で勝利。ユベントスはまさかの準々決勝敗退となった。

 

試合結果

ユベントス 1-1 エンポリ (PK:ユベントス 2-4 エンポリ)

得点者:マレ(24分・エンポリ)、トゥラム(66分・ユベントス)

 

PK戦

ヴラホヴィッチ(ユベントス・失敗)
ヘンダーソン(エンポリ・成功)
コロ・ムアニ(ユベントス・成功)
クアメ(エンポリ・成功)
ロカテッリ(ユベントス・成功)
カカーチェ(エンポリ・成功)
ユルディス(ユベントス・失敗)
マリアヌッチ(エンポリ・成功)

(引用元:Football Italia)