【マッチレビュー】CLプレーオフ敗退…ユベントス、PSV相手にリード守れず延長戦で逆転負け
Football Italia
ユベントスはPSVとのチャンピオンズリーグ・プレオフでアグリゲートのリードを守れず、延長戦の末に敗退が決まった。
ファーストレグを2-1で制していたビアンコネーリは、敵地でのセカンドレグに臨んだ。ウェストン・マッケニーとサミュエル・ムバングラのゴールで先勝していたものの、ドウグラス・ルイス、ピエール・カルル、アルカディウシュ・ミリク、グレイソン・ブレーメル、フアン・カバルを欠く状況。一方のPSVもマリク・ティルマンやリカルド・ペピを欠き、グース・ティルとリック・カルスドルプはベンチスタートとなった。
試合開始早々、ユベントスにアクシデントが発生。レナト・ヴェイガが11分にふくらはぎを痛めて交代を余儀なくされ、アンドレア・カンビアーゾが投入された。
ユベントスは前半、ランドル・コロ・ムアニがティモシー・ウェアのクロスをヘディングで枠外に外し、カンビアーゾのミドルシュートも相手GKに阻まれた。一方、PSVはノア・ラングを中心に攻撃を仕掛けるも、ロイド・ケリーが体を張ってブロックするなど、得点は動かなかった。
後半に入ると、PSVが主導権を握る。53分、ラングが左サイドで2人をかわしてスルーパスを供給すると、イヴァン・ペリシッチがトラップからダイレクトでシュート。これがゴール右隅に決まり、PSVが先制(アグリゲートスコア2-2)。
しかしユベントスもすぐさま反撃。63分、トゥーン・コープマイネルスのFKのこぼれ球をウェアがダイレクトボレーで叩き込み、1-1の同点に追いついた(アグリゲート3-2)。VARチェックの末、オフサイドの判定は覆り、ゴールが認められた。
それでもPSVは勢いを緩めず、74分に再びリードを奪う。ペリシッチのクロスにルーク・デ・ヨングが足を伸ばして触り、そのこぼれ球をイスマイル・サイバリが押し込んで3-3(アグリゲートスコア3-3)。
その後もPSVが攻勢をかけたが、ユベントスはミケーレ・ディ・グレゴリオのセーブなどで耐え抜き、試合は延長戦へ突入。
延長戦に入ると、PSVが決定的な一撃を放つ。98分、ヨハン・バカヨコのクロスがユベントスDFに当たり、こぼれ球をライアン・フラミンゴが押し込んでPSVが3-1と勝ち越し(アグリゲート4-3)。
その後、ニコロ・サヴォーナがムバングラのクロスに合わせるもオフサイドの可能性があり、ドゥシャン・ヴラホヴィッチも至近距離からポスト直撃のシュートを放つなど、ユベントスは最後までゴールを奪えず、PSVが逆転で勝ち抜けを決めた。
ユベントスはリードを守り切れず、延長戦で力尽きる形となり、CL本戦出場の夢は潰えた。
試合結果
PSV 3-1 ユベントス ※延長戦
(PSVがアグリゲート4-3で勝利)
得点者
- ペリシッチ 53’(P)
- ウェア 63’(J)
- サイバリ 74’(P)
- フラミンゴ 98’(P)