PSV戦 2ndレグに向かうユベントス、モッタが描く決勝トーナメント進出へのシナリオは…
Max Statman
ユベントスがインテル戦で完璧なリアクションを見せ、貴重な勝利を手にした。これは4連勝という結果以上に、今季の強豪相手に存在感を示す重要な一戦となった。
Ilbianconeroによれば、ビアンコネリは姿勢だけでなくピッチ上でのパフォーマンスでも明確な進歩を見せており、何よりも完璧な試合運びでなくとも勝利を手にできるようになったことが、過去数シーズンには欠けていた要素だという。
ただ、インテル戦の成功に浸っている時間はない。シーズンと財政面の両方で重要な意味を持つPSV戦が控えており、集中力を維持することが不可欠だ。直近の成功から学び、それを活かすことが求められる。
モッタのプラン、PSV戦へ向けた布陣とは
ティアゴ・モッタはすでにPSVとのアウェー戦に向けた準備を進めており、最終決定はチームがオランダへ移動する明日下される見込みだ。確かなことは一つ — ユベントスにとって、不確実性は許されない。
最も頼れる武器の一つは、組織的な守備陣だ。センターバックのガッティとヴェイガのコンビは引き続きモッタの信頼を勝ち取っており、PSV戦でも継続起用が濃厚。
サイドバックは右にウェア、左にサヴォーナが起用される見通しで、ケリーは再びベンチスタートが濃厚だ。インテル戦前と同様に、カンビアーゾは戦術的な柔軟性をもたらすオプションとして起用される可能性がある。
中盤の組み合わせは流動的
中盤では、主将のロカテッリが先発復帰する見込み。インテル戦では途中出場にとどまったが、PSV戦ではスタートからチームを統率することになりそうだ。
一方で、ロカテッリの相棒は依然として流動的だ。テュラムはインテル戦で重要な役割を果たしたが、コープマイネルスも先週末のパフォーマンスを評価されており、先発の座を争っている。
トップ下はマッケニーが起用される可能性が高い。インテル戦では本来の力を発揮しきれなかったが、チームへの貢献度の高さからスタメンを維持すると見られる。
攻撃陣の組み合わせにも変化の可能性
決勝ゴールを決めたコンセイソンだが、PSV戦ではスタメンを外れる可能性がある。モッタの哲学では、総プレー時間よりも「決定的な瞬間に影響を与えること」が重視されており、途中出場で違いを生む役割を担う可能性が高い。
攻撃陣では、好調を維持しているニコ・ゴンサレスがスタメン入りする見込み。左サイドはインテル戦で15分のみの出場だったユルディスが先発復帰する可能性があるが、ムバングラもオプションの一つとなる。
そして、最前線はコロ・ムアニが引き続き先発濃厚。モッタはフランス代表FWを攻撃の軸として重用しており、この重要な一戦でも信頼を寄せることになりそうだ。