インテル戦で存在感を示したカンビアーゾ、迎える大一番のPSV戦スタメンの可能性は…
Max Statman
ユベントス対インテルの試合で、アンドレア・カンビアーゾが自身の重要性を証明するのに要した時間はわずか30分強だった。足首の問題やミス、不透明な1月の移籍市場(マンチェスター・シティからの強い関心)を経て、ついにピッチ上でその価値を示す機会を得た。
約1カ月ぶりに復帰したカンビアーゾは、後半途中からニコロ・サヴォーナに代わって出場。デッラ・マドンニーナの舞台で決定的なインパクトを残した。
長期離脱明けの選手が慎重なプレーを選択するのは一般的だが、カンビアーゾは違った。リスクを避けるのではなく、ボールを持つたびに積極的な選択を繰り返した。試合が0-0で推移する中、元ボローニャのサイドバックはユベントスのビルドアップにおいて中心的な役割を果たし、安全なパスではなく、より効果的な選択を重ねた。
チームのパフォーマンス自体は後半から向上していたが、カンビアーゾが加わったことで、冷静さと技術的な安定感が増した。その影響はコンセイソンのゴール後にさらに際立ち、ユベントスは試合をコントロールし、リスクを最小限に抑えることができた。
カンビアーゾのインテル戦スタッツ
- プレー時間:31分
- タックル数:1
- パス成功率:18/19(95%)
- デュエル(勝利数):4(3)
- ドリブル(成功数):2(1)
ただ、ユベントスはカンビアーゾの足首の状態を慎重に見極めている。昨日のトレーニングではチームとは別メニューを一部消化したものの、PSVとのチャンピオンズリーグ戦に向けた楽観的な見方が広がっている。
ガゼッタ・デッロ・スポルトによると、カンビアーゾはPSV戦での先発メンバーの有力候補となっており、ファーストレグでプレーしたケリーやインテル戦に出場したサヴォーナに代わるオプションとして考えられている。両者は安定感を欠いており、右サイドでのカンビアーゾの影響力は前節で明らかだった。
最終調整のトレーニングで問題がなければ、ティアゴ・モッタはカンビアーゾをスタメンに抜擢する可能性が高い。