ユルディスの過密日程に懸念の声 ── モッタは起用法を見直すべきか?
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昨シーズン終盤、ユベントスのファンの間で最も注目を集めたのがケナン・ユルディスだった。新監督ティアゴ・モッタもその才能に魅了され、就任直後から彼を重要な戦力として起用。若きアタッカーはその期待に応え、瞬く間にチームの中心選手の一人へと成長を遂げた。
ユルディスは「世代を代表する才能」とも称され、すでにトップチームで際立ったパフォーマンスを披露。クラブは彼が将来的にビッグスターになることを確信しており、19歳ながら成熟したプレーを見せる彼に大きな信頼を寄せている。
今季、ユルディスはより大きな責任を担い、多くの試合で先発出場。技術、視野の広さ、落ち着きといった資質を発揮し、攻撃陣の重要な一員となった。特に、セリエAでは開幕から全24試合に出場し、ここまで1試合も欠場なし。この年齢の選手としては異例の安定感を見せている。また、チャンピオンズリーグでは9試合に出場し、スーペルコッパやコッパ・イタリアでもプレー。ユベントスにとって不可欠な存在となっている。
負傷離脱がほとんどないのもユルディスの強みだが、一方で過密日程による負担も懸念される。19歳の選手にこれほどの出場機会を与えるのは適切なのか?若手選手のコンディション管理は重要であり、ここ数試合は精彩を欠く場面も増えている。
今季ここまで35試合に出場し、累計プレー時間は2445分。まだ10代の選手にとって、この負担は決して軽くはない。連戦によるフィジカル面・メンタル面の疲労が影響し始めている可能性もあり、適度な休養が必要かもしれない。ユベントスには他にも攻撃陣のオプションがあるだけに、モッタはユルディスの起用法を再考すべきだろう。
シーズン終盤に向けてチームのパフォーマンスを維持するためにも、選手の疲労管理は不可欠。ユルディスを適切に休ませることで、彼の持ち味を最大限に引き出し、シーズン全体を通して高いパフォーマンスを維持することが求められる。