ユベントスに新たな懸念…酷使によるコロ・ムアニの負傷を避けなければならない
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移籍した選手が新天地で結果を出すまでには時間がかかるものだ。しかし、中には即座にチームに適応し、インパクトを残す選手もいる。ランダル・コロ・ムアニはまさにその典型だ。
1月の移籍市場でユベントスに加わったフランス代表FWは、加入直後から輝きを放ち、決定的なゴールを次々と決めている。その圧巻のパフォーマンスは瞬く間にファンの心をつかみ、多くのサポーターが彼のゴールラッシュに期待を寄せている状況だ。
ビアンコネリは、ドゥシャン・ヴラホヴィッチへの依存を減らすためにもう一人のストライカーを必要としていたが、コロ・ムアニが見事にその役割を果たしている。ユベントス加入後の活躍は目覚ましく、このままの勢いを維持すれば、ヴラホヴィッチの居場所はますます狭くなりそうだ。契約延長の話が進まない中、ベンチ要員となる可能性も高まっている。
ムアニはモッタの戦術に最適な存在
ムアニはザークツィではないが、ティアゴ・モッタのシステムにヴラホヴィッチ以上にフィットする選手だ。スピードと技術を兼ね備え、エリア内外からゴールを狙える。ユベントスがこれまでヴラホヴィッチに頼っていた「決めるだけのゴール」ではなく、個の力で得点を生み出せるのが大きな強みだ。
コモ戦でのゴールはその象徴的な一撃だった。ゴール前の駆け引きだけでなく、裏へ抜け出した際の決定力も際立っている。実際、彼が加入してからユベントスは11月以来となる連勝を達成し、シーズン終盤に向けて再び勢いを取り戻している。
重要なのはコンディション管理
ムアニの得点力を活かすためにも、ユベントスは彼を万全の状態に保つ必要がある。今季は怪我人に悩まされており、パリ・サンジェルマンからのレンタル選手であるムアニを守ることがシーズン終盤の成績に直結する。
ヴラホヴィッチが今季セリエAで8ゴールを挙げているのに対し、ムアニはわずか3試合で5ゴールを記録。この数字だけを見ても、現時点でどちらがチームにとってより価値のある選手かは明白だ。
ただし、モッタは彼を酷使しすぎないよう注意しなければならない。試合ごとにコンディションを調整し、無駄な守備負担を軽減することで、フレッシュな状態で試合に臨ませることが重要となる。
コロ・ムアニがこのままの勢いを維持すれば、ユベントスにとって大きな武器となる。残りシーズンで彼のゴールがどれだけチームの結果に影響を与えるのか、今後の活躍に注目が集まる。