レレ・アダーニがユベントスの現状を批判「勝ち続けるにはスタイルの進化が必要」
Foot Italia
元DFで現解説者のレレ・アダーニが、『ラ・ドメニカ・スポルティーヴァ』でユベントスの現状について語った。特に、ティアゴ・モッタの下でのチームの課題を指摘し、指揮官が誰であれプレースタイルの進化が必要だと強調している。
ユベントスの現状について
アダーニはまず、ユベントスの最近のパフォーマンスを分析。その中で、ランド・コロ・ムアニの影響を評価した。
「コロ・ムアニは決定力不足に苦しんでいたチームを助けた。彼の存在によっていくつかの場面を解決できるようになり、結果的にエンポリ戦、コモ戦と2連勝を収めた。ただ、内容は決して納得のいくものではなかった」と指摘。
また、シーズンを通しての成績についても厳しい見解を示した。
「ユベントスは今季、24試合でわずか10勝しかしていない。これは少なすぎる。さらに、常にベストなプレーを見せてきたわけではない。良いサッカーをしなければ、勝ち続けることはできない。それがより多くの勝利を逃している理由だ」と言及。
さらに、具体的な試合にも言及し、「コモ戦やエンポリ戦では前半の出来が悪かった。このような試合が続けば勝てない。これは過去数年間も同じだったし、今年も変わらない」と語った。
スタイルの変革を求める
アダーニは、ユベントスが勝ち続けるためには、戦術面での抜本的な見直しが不可欠だと主張する。
「監督が誰であれ、プレースタイルを変えなければならない。コンテでも、アッレグリでも、モッタでも、トラパットーニでも、サッリでも、勝ちたいなら新たなフットボールを提案しなければならない」と断言。
さらに、これは単なる「スタイル」の問題ではないとも強調した。
「これは美学の問題ではない。純粋に、勝つために必要なことだ」と締めくくった。