不遇の時を過ごすヴラホビッチ、2026年夏にトランスファーフリーでの移籍を画策か!
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ユベントスがパリ・サンジェルマン(PSG)との交換トレードを模索しているようだ。ドゥシャン・ヴラホヴィッチをパリへ送り出し、代わりにランダル・コロ・ムアニを完全移籍で獲得する案が浮上している。
フランス代表FWは1月にユベントスへ加入して以来、3試合で5ゴールとインパクトを残している。しかし、現時点では買取オプションなしのローン契約。クラブとしては彼を完全移籍で確保したいが、推定5000万ユーロの移籍金がネックとなっている。
一方で、ヴラホヴィッチの高額な給与(年俸1200万ユーロ)と2026年までの契約がユベントスの財政に重くのしかかる。そこで、ヴラホヴィッチを交渉の駒とし、コロ・ムアニの獲得資金を捻出する狙いがあるようだ。
『La Stampa』が報じたところによると、ユベントスはこの交換案をPSGに提案する意向を示している。交渉は難航する可能性もあるが、PSG側がヴラホヴィッチをプロジェクトの一員として評価すれば、成立の可能性は十分にある。
ただし、『Gazzetta dello Sport』のファビアーナ・デッラ・ヴァッレ記者によれば、ヴラホヴィッチには別のプランがあるようだ。彼はクラブに明言していないものの、契約満了までユベントスに残り、2026年にフリーエージェントとして新天地を模索する考えを持っているという。
ヴラホヴィッチと代理人のダルコ・リスティッチは、フリー移籍の立場を利用し、高額な契約を勝ち取れると考えているようだ。しかし、もしユベントスで出場機会を失えば、その目論見は崩れる可能性もある。デッラ・ヴァッレ記者は「1年間プレーせずに過ごせば、彼を狙うクラブも減るだろう」と指摘している。
果たして、ユベントスはこの交換トレードを成立させることができるのか。それとも、ヴラホヴィッチが契約満了まで残留する道を選ぶのか、今後の動向が注目される。