【マッチプレビュー】CLプレーオフ:ユベントス対PSV、決戦の舞台はアリアンツ・スタジアム
Foot Italia
アリアンツ・スタジアムで行われるチャンピオンズリーグ・プレーオフのファーストレグ。ユベントスがPSVを迎え、ラウンド16進出を懸けた重要な一戦に挑む。
ユベントスはティアゴ・モッタの指揮の下、やや異例の状況に置かれている。リーグフェーズでは8試合でわずか7失点と堅守を誇ったが、最終順位はまさかの20位。攻撃陣も9得点にとどまり、本来の力を発揮できなかった。
一方、PSVは14位でリーグ戦を終え、攻守のバランスの取れた戦いを展開。グループステージ最終節ではリヴァプールを3-2で下し、相手の全勝を阻止する劇的な勝利を収めた。
状況の改善が見られるユベントス
ユベントスは最近の試合で復調の兆しを見せている。セリエAでは連続ドローが続いていたが、直近ではエンポリ戦で4-1の快勝、続くコモ戦でも2-1で勝利を収めた。この勢いをヨーロッパの舞台でも継続できるかが鍵となる。
対するPSVは国内リーグでのパフォーマンスがやや不安定。直近のヴィレムII戦では1-1のドローに終わり、勢いを増すアヤックスとの差が縮まっている。それでも公式戦では直近6試合無敗を維持し、11試合連続得点を記録するなど、攻撃力には定評がある。
注目選手
ユベントスの注目はランダル・コロ・ムアニ。PSGからのローン加入後、すでに5得点を挙げ、コモ戦でも決勝弾をマークした。この試合でも勝負を決める存在となる可能性は高い。
PSVの要はルーク・デ・ヨング。34歳のベテランストライカーは今季すでに14得点を記録し、大舞台での経験も豊富。彼のゴールがPSVの勝敗を左右するだろう。
戦術的展望
モッタはユベントスの堅守を維持しつつ、徐々に攻撃的なスタイルを導入している。守備時はコンパクトなブロックを形成し、ボールを奪った後は素早いカウンターを狙う展開が予想される。
PSVのペーター・ボスは攻撃的な哲学を貫く指揮官。ポゼッションを重視し、細かいパスワークでチャンスを生み出すスタイルを採用する。前線からのプレスも特徴的で、ユベントスのビルドアップにプレッシャーをかけてくるはずだ。
チームニュース
ユベントスは負傷者が続出。ブレーメル、カンビアーゾ、ミリク、カルル、フアン・カバルが離脱中。ただし、ニューカッスルからローン加入したロイド・ケリーが守備陣のオプションを増やす形となる。
PSVも負傷者を抱えており、ナガロがボスカリ、ティルマン、ペピ、レデスマとともに欠場予定。とはいえ、フラミンゴが出場停止明けで復帰するのはチームにとって朗報だ。
予想スタメン
ユベントス(4-2-3-1)
ディ・グレゴリオ;ウェア、ガッティ、ヴェイガ、サヴォーナ;マッケニー、ロカテッリ;ゴンサレス、コープマイネルス、ユルディス;コロ・ムアニ
PSV(4-2-3-1)
ベニテス;カルスドルプ、フラミンゴ、オビスポ、ジュニオール;フェールマン、シャウテン;バカヨコ、ティル、ラング;デ・ヨング
試合展望と予想
ユベントスはセリエAで連勝中と好調を維持しており、コロ・ムアニがキーマンとなる可能性が高い。PSVの攻撃力は脅威だが、ホームのアリアンツ・スタジアムでの試合というアドバンテージを考慮すると、ユベントスが優勢か。
予想スコア:ユベントス 3-1 PSV