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モッタのローテーションに疑問の声、元ユベントスMFが主張「固定したスタメンが必要」



(画像:GettyImages)

JuveFC.com

チアゴ・モッタは戦術的な調整を好み、選手たちに「確約されたポジション」を与えない方針を貫いている。彼の哲学は競争を軸としており、全選手が常にモチベーションを保ち、出場機会を得た際に最高のパフォーマンスを発揮できるよう求めている。

ユベントスの指揮官に就任して以来、モッタはほぼ全選手を起用しており、他クラブのような固定されたスタメンは存在しない。この柔軟な起用法によって選手にチャンスを与えているが、一方でチームの一貫性に悪影響を及ぼしているのではないかとの指摘もある。

 

「競争」か「安定」か、チームの化学反応に影響も

多くの監督は基本となるスタメンを確立し、怪我や累積警告、特定の相手に応じた戦術変更が必要な場合にのみ調整を加える。しかし、ユベントスでは試合ごとに選手の入れ替えが頻繁に行われ、チーム内の競争を促す一方で、選手同士の連携が深まりにくいという問題も生じている。

サッカーにおいて、プレーの質を高めるには選手同士の「慣れ」が不可欠だ。特定のメンバーが継続してプレーすることで、動きの予測や連携がスムーズになる。しかし、過度なローテーションはチームワークの構築を妨げ、重要な試合でのパフォーマンス低下につながる可能性がある。

 

ボニーニがモッタに提言「スタメンの安定が必要」

元ユベントスMFのマッシモ・ボニーニは、この状況に懸念を示し、より固定されたチーム作りの必要性を訴えている。

「スタメンが確立されるべきだ。怪我や監督の選択も影響しているが、まだ明確なチームが見えてこない。選手にとっては、ポジションの安定が重要だ。常に起用が不透明で、ポジションが変わるような状況は、決して良い影響を与えない」とTuttoJuveのインタビューで語っている。

チームが継続的に同じメンバーでプレーすることで、選手同士の理解が深まり、試合でのパフォーマンス向上につながる。ユベントスが今後のシーズンをより安定した形で戦うためには、モッタの采配にも一定の「固定化」の要素が求められるのかもしれない。

(引用元:JuveFC.com)

 

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