冬の移籍市場でシティのターゲットにロカテッリ浮上も……ユベントスの答えは「NO」
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今冬の移籍市場で、ユベントスはアンドレア・カンビアーゾに対するマンチェスター・シティからのオファーを待っていたと複数のメディアが報じた。クラブとして売却を強く望んでいたわけではないが、プレミアリーグ王者から魅力的なオファーが届けば、放出を検討する用意はあった。
現在のサッカー界の財政状況を考えれば、ユベントスがスカッド強化のために資金を必要としているのは明らかだ。そのため、高額なオファーがあれば難しい決断を下さざるを得ない。しかし、最終的にシティが正式なアプローチを行うことはなく、ユベントスはカンビアーゾを今季終了までチームに残す決断を下した。
カンビアーゾは戦術に適応し、攻守両面で貢献している。クラブにとって重要なシーズンの後半戦を迎える中、彼を引き留めることはチームの競争力維持にとってプラスとなる。
一方で、シティはカンビアーゾだけでなく、マヌエル・ロカテッリの獲得にも関心を示していた。『カルチョメルカート』によると、同クラブはロドリの後継者候補としてロカテッリの獲得を打診したものの、ユベントスは即座に拒否。いかなるオファーも受け入れない姿勢を示した。
ロカテッリはユベントスのプロジェクトにおいて不可欠な存在であり、クラブは彼の放出を一切考えていなかった。試合のテンポをコントロールする能力、守備面での貢献、リーダーシップを兼ね備えたロカテッリは、チームの中心選手として確固たる地位を築いている。特にシーズン後半に向けて、ユベントスは中盤を弱体化させるリスクを負うつもりはなかった。
カンビアーゾとロカテッリの残留が決まったことで、ユベントスは今季の目標達成に向けて集中できる環境を整えた。シーズンの行方を左右する重要な局面で、主力選手の流出を防いだことはクラブにとって大きな意味を持つだろう。