元ユベントスのディ・カーニオ「コロ・ムアニの活躍がヴラホヴィッチに影響を与えた」
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元イタリア代表のパオロ・ディ・カーニオは、ランダル・コロ・ムアニの加入がドゥシャン・ヴラホヴィッチに確実に影響を与えている と考えている。
ヴラホヴィッチは今シーズンの開幕から休みなくプレーを続けてきた。アルカディウシュ・ミリクが膝の負傷で6月から離脱しており、前半戦は代役不在の状態が続いたためだ。この影響もあり、直近の試合ではコンディションの低下が指摘 されていた。
こうした状況を受け、ユベントスはパリ・サンジェルマンからコロ・ムアニをレンタルで獲得。するとフランス代表FWはナポリ戦とエンポリ戦で計3ゴール を決め、セリエAで華々しいデビューを飾った。
一方、ヴラホヴィッチも黙ってはいなかった。エンポリ戦では途中出場からゴールを記録。右には3人の味方がいたものの、セルビア代表FWはあえてロングシュートを選択。デビス・バスケスの守るゴールを打ち破った(GKの対応には疑問の余地があったが)。
ディ・カーニオは、このシュートにヴラホヴィッチの焦りが表れていると分析する。
「コロ・ムアニのゴールはヴラホヴィッチに大きな影響を与えている。重圧がのしかかっている」
「シーズン開幕から数週間前まで、彼はノンストップでプレーしていた。負傷者も多く、やむを得ない状況だった。だがエンポリ戦では途中出場から良いプレーを見せ、強い意志を感じた」
さらにディ・カーニオは、ユベントスがエンポリに4-1で勝利したにもかかわらず、油断せずに怒りを持ち続けるべきだ と警鐘を鳴らす。
「この勝利を慢心ではなく、怒りとともに受け止めなければならない。今、チーム全員が同じ方向を向き、必死に戦っている。今日の試合でも60分まではエンポリに苦しめられる展開だったのだから」